”日本人のおなまえ”というNHK番組が面白くて、苗字で酢さんが登場しました。
富山県というのは、自分の商売で扱う品物を、そのまま苗字にした人がいます。
酢さんもそうですが、他には、魚、波、草、菓子、飴、壁、風呂まであるんだ。
中でも、牛さんもいまして、牛くんなら芸人さんパペットマペットの良き相棒。
本来は牛屋の屋号から取ったみたいで、他には中国から帰化した人にもいます。
まあ、酢の苗字の女性は、結婚したからだそうで、すごく毛嫌いしていました。
一方、牛さんはそれほどでもなく、農耕用家畜として大切にされたからだろう。
まあ、面白い苗字には違いありませんが、ここには牛岳という山も存在します。
富山県の平野部から望める山塊で、周辺に大きな山がないからよく目立ちます。
このため、古くから信仰の山として登られていて、山頂に牛岳神社もあるんだ。
なので、この親しまれた信仰の山に、スキー場を開こうとする考えは普通かな。
それで、昔は谷間で二つに分かれたゲレンデを、ロープウェイで移動しました。
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手前がセントラルで、後ろはユートピアと、各々ゲレンデを呼んでいた分けね。
でも、ユートピアは、中上級者向けで利用も少なかったので、廃止されました。
現在は、セントラルだけの運用だけですが、県庁所在地の富山からはほど近い。
車で小一時間ほどの距離ですので、金曜土曜の夜は、ナイター営業もされます。
自分が行った日は、最終営業日の前日、三月六日でガラガラのゲレンデでした。
本当のことを言いますと、このゲレンデは滑走予定になっていなかったのです。
ただ、午前中に予定した””タカンボースキー場”を、前日に滑り終えていました。
だから、先に”たいらスキー場”を滑ってから、急きょ振替えで目指したのです。
想定しなかったせいもあるけど、地理が不案内で運転はカーナビに任せっ放し。
なんとか、十分に滑られる時間帯に間に合いまして、いざ滑り出そうとします。
その時、帰りがけの客からリフト券を譲ってもらえて、実にラッキーだったな。
本当は、譲り渡しは禁止されていますが、そんなこと無視して滑りだしました。
一方、上さんは無料休憩室が解放されていたので、そこで休んでもらったんだ。
後から聞きましたが、滑りに来ていた若いカップルの会話が険悪だったらしい。
何でも、彼氏の方が、結婚しようとプロポーズして、彼女は渋っている様子だ。
それでも、彼氏は諦めずに話しかけようとしますが、彼女は煮え切らないんだ。
結局、自分が滑り終わって休憩室に戻った時もそんな感じで、雰囲気が悪いな。
おかしいなと思ったんだけど、事の成り行きは帰りの車で教えてもらいました。
というわけで、予定外のスキー場でも、色々な思い出があったということです。
ゲレンデ自体は、斜度が二十度くらいな上に、三月のベタ雪で板がほとんど滑らずに苦労しましたが、これだけ見晴らしの良い一面バーンを滑るのは気持ちよくて、ゲレンデ全体を占領した気分になったのでした。
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