平成14年12月30日滑走 |
このゲレンデには、熱烈なファンがいるらしく、シャルマニアというのだそう。
特に関西方面からここにめがけて、滑走しに来るスキーヤー、ボーダーが多い。
高速で車を飛ばして六時間近くも掛かりますが、雪質が良いからだと思います。
ただ、ベースの標高は、五百メーター、トップが千メーターと高くありません。
それでも、日本海の水蒸気を吸上げた雪雲が、能生川の谷間を駆け上がります。
海岸沿いの国道8号線からゲレンデのある谷間までは、わずか20キロなのね。
なので、寒気団がぐっと押寄せ、常に雪を降らせるのでベストコンディション。
このため、暖冬でも3メーター近い積雪が確保されるというのは理想的ですな。
スキー客の多い時代、四月末まで春スキーシーズンにも営業していたほどだよ。
雪が溶けて、スロープを維持できなくなれば営業終了とそんなゲレンデだった。
このため、雪質の悪いゲレンデの多い西日本の人間には、どうしても行きたい。
この点では、白馬の八方、栂池などは、行程で6時間半くらいだから同じもの。
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このエリアだと、関西弁のお客さんが、なぜか多いという疑問も氷解しますな。
一方、首都圏からでもこのゲレンデへ行くには、六時間ほど走らねばならない。
なので、その前に腐るほど雪質のよいゲレンデもあり、敢えて行く人も少ない。
つまり、新潟県のゲレンデなのに首都圏の客層からは認知度が低いと思います。
まあ、ノンストップで走れば、白馬や志賀高原までは四時間台で到着できます。
それでも、ここ能生町は海外沿いに道の駅があって、グルメが堪能できるんだ。
ズワイガニをはじめとする海産物が賞味できますので、レストラン街で舌鼓み。
ここに車を止めて野宿をした思い出ですが、海辺なので波の音がうるさかった。
かにや横丁・道の駅 |
滑る前日に、湯ったり村、滑った後にゆとり館で浴びましたが、ゆったり気分。
ところで、ゲレンデの方はというと、メインが高速クワッド一本で混みました。
これを避けるのに二本リフトを乗り継ぎますが、これが思ったよりじれったい。
だって、リフトを乗り継ぐとくの字状に登ることになり、時間を食うのですな。
コースは良いレイアウトですが、縦線系で索道が三本だけなのが、デメリット。
だけど、それにまして安定した降雪と雪質が、補って余りあるとスキー場です。
というわけで、今年度は、1月10日付けで四メーター近い積雪になりました。
コロナ禍でスキー客もそれほど多くないと思いますので、今シーズンの滑走コンディションは最高かと思いますので、病気には罹らんわと思う勇気のある人は、ぜひ、出かけてもらいたいと思うゲレンデなのでした。
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