2021年4月7日水曜日

口髭がかゆくなったので、かゆみを抑えるために、毛抜きで毛を抜く癖がついてしまったという顛末を思い返してみる ー 毛抜き・”フルコートf”(そのほか)

古代エジプトの毛抜き

例年、冬の季節が来ると乾燥しやすくなって、お肌も敏感に対応するものです。
特に、自分の場合、口ひげの周囲にかゆみが起きて、良くかきむしってしまう。

毎年、起こる分けでもなく、起きてしまうと、このかゆみがたまらないほどだ。
多分、冬は寒くて布団を顔の近くまで引上げて寝ると、あごを良くこすります。
              
そのこすれが頻繁に起こされるせいか、かゆみが次第に高まってまたかと思う。
気にすれば触ったりかいたりで段々ひどくなって、皮膚の赤みでグジュグジュ。

こうなると、完治まで一ヶ月ほどかかってしまい、季節が春へと移ってしまう。
この変わり目に大量の花粉が浮遊して肌に触れると、皮膚に影響も出るだろう。

だから、かゆみを抑えるのも必要ですが、手早いのは毛抜きで毛を抜くことだ。
かゆい皮膚の部位から毛を抜くんだけど、毛根が付いた状態で抜けて来ますな。

毛根の周りにはニュルっとした肉片もくっついて、かなり症状も悪化している。
いやはや手遅れかと思いつつ、それまでは口唇ヘルペスの薬を塗っていました。

成分はアクシロビルですが、何となくかゆみも抑えられて効いてはいたんだな。
このかゆみがヘルペス由来かと勝手に思っていましたが、完全には直せないの。

このため、かゆみも悪化してしまって今度はステロイド軟膏を塗りたくります。
結局、何が効くのか分からないままに、毛抜きで毛を抜くのは唯一の最終手段。

毛抜きを使う女性の浮世絵
満峰作いろは毛抜き
     
毛がなければかゆくもなくなるという乱暴な結論ですが、毛抜きが気になるな。
何時の時代から人類はどんな目的でこの道具を使ったかと思って、調べてみた。

縄文時代から二枚貝で貝合わせをするように挟んで抜いていた形跡があるとか。
奈良時代の頃には文献に現れているようで、木製の毛抜きも出現していました。

この木製が金属製に代わるのが江戸時代で、歌舞伎十八番の演目に登場します。
お題は”毛抜”で、磁石に吸い寄せられて立ち上がるという科学原理がネタ元だ。

面白いと思いながら、当然、鉄製だったのが分かるけれど、現在はステンレス。
特に、倉田満峰のいろは毛抜きなどは、ミラノの高級刃物商が扱うブランド品。

それほどに世界的な手作り品なんだが、一万円もして値が張るのも分かります。
自分の方はというと貝印なんだけど、十分実用性のある道具で満足しているよ。

しかし、この髭のかゆみの原因は、一体、何なのかと思って改めて調べました。
乾癬とか厄介な病気も紹介されていましたが、大抵は細菌が皮膚に付くらしい

          
毛髪の映える箇所は毛根もあるので、容易に細菌が侵入するのは考えられます。
なので、この細菌の侵入を抑える薬を塗布すればよいと思って探してみました。

薬局で買える医薬品は第二類なので探したら、”フルコートf”を発見しました。
かゆみ止めの副腎皮質ホルモンはもちろん、抗生物質とも入っていて効きそう。

というわけで、近所のスギ薬局にでも行って探してみようかと思った次第です。
それと、余裕があれば毛抜きも新調してみようかと思うのですが、毎回、無理にひげの毛を引っ張って抜いているうちに、挟む表面に擦れができて微妙な凹凸が発生したのか、挟めなくなったりして、ここは新調して再発してもらいたくないけれど、次回に備えようかと思うのでした。



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