2021年8月23日月曜日

植物は動物と異なり自ら移動しませんが、枝を折って土に挿すと切り口から根が再生するなんて不思議だな ー クローン化技術(ガーデニング)

   
今から20年前、世界で初めて哺乳類のクローン羊であるドリーが誕生しました。
このクローン動物は、お互いに全く同じ遺伝子組成を持 った複数の生命体です。

大人の体細胞を使ったクローンでは、親と子も殆ど同じ遺伝的特徴を持ちます。
ただ、同じ遺伝的特徴であっても、成育環境が違えば、成長も異なるはずです。

なので、気性や性格は受け継ぐのでしょうが、何かメリットはあるのだろうか。
もし、遺伝的に病気に強い成体であれば、この資質を受け継ぐ家畜は有利です。

それから、多産の家系とか肉質が良いとか、畜産業界の人は期待するでしょう。
ただ、正常細胞の分裂回数が少ないとされたクローンは、短命に思われました。

しかも、ドリーは病気が進行して安楽死させられて、普通の羊より短命でした。
でも、ドリーから再生された四頭の子供は、少なくとも彼女より長生きなんだ。

なので、体細胞のクローン動物が、必ずしも早死する分けでもないようですな。
上の写真は、その子供で九歳の頃ですが、人間の年齢で70歳に当たるそうです。 

   
一方、植物の世界では、この技術の元祖と言える挿し芽、挿し木が使われます。
植物を人為的に繁殖させる方法の一つで、種子でもなく球根の株分けでもない。

先ず、植物は動物と違って、根っことか枝先の成長点などに寿命はありません。 
なので、この技法から誕生した苗は、クローンでも老化した苗ではないのです。

だから、クローン技術で増やされた植物は、親株と同じように成長してくれる。
それで、写真のアップルミントなんだけど、もちろん受粉して種子を作ります。

種子をまいて育ててもよいのですが、実はハーブのシソ科は交雑しやすいんだ。
だから、シソ科の別の植物の花粉で受粉すると、ハーブの香りが弱くなります。

このため、アップルミントの香りが強い苗は、切取って挿し芽にするのが無難。
しかも、繁殖力の強さで挿し芽の成功率が高く、自分の経験だと50%程です。

成功したければ、挿し芽用の土を使い、植える前に苗には水の吸い上げも必要。
もし確実な成功が欲しければ、植物活力剤のメネデール希釈液に浸しましょう。

挿し芽から一週間で値が出るとネットの説明でしたが、自分は二週間目で確認。
確かにしっかりした根も張っていたし、真夏になる前にやれば大丈夫だろうな。

というわけで、ローズマリーの挿し芽も成功で、植物のクローンは意外に簡単。
ある程度、ガーデニングの知識がある人なら、注意してやれば苦労することなく繁殖させられると思いますので、先ずはやりやすい多肉質の葉をもつマツバギクなどから、ぜひお試しあれと思った自分なのでした。



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