株屋新聞の日経のアホ記事を読んで笑ってしまいましたが、ただし有料でした。
ネットだと、さわりの部分しか紹介していないので、中身は良く分かりません。
ですが、内容は中国の正味資産(国富)に関するものでアメリカを抜いたとか。
これは、土地や住宅などの資産から負債を引いた金額ですが、どうも怪しいな。
だって、中国全体の固定資産の規模は不明で把握し切れていないのが実情です。
しかも、税制の概念が欧米と違って、イケイケドンドンのフロー税制なのです。
固定資産に掛けるストック税制の体制を取っておらず、比較できるのだろうか。
このような税制の単純な概念では、比較がかなり乱暴だし、国家統計が嘘の国。
だから、信用に値しないと思いますが、中国国民は世界強国と自慢するはずだ。
しかも、税収が落ち込んでいるのか、最近は固定資産税の導入も決めたみたい。
実際、中国の土地は、 「所有権」 と「使用権」 に分けられ、 譲渡が限定されます。
「所有権」の保留を前提とする土地の 「使用権」(期限付きの定期借地権) だけね。
つまり、かの国の不動産は、土地のすべてが国家所有または集団所有と定義だ。
このため、政府や省の思うがままに立ち退き強制で、補償も雀の涙程の支払い。
なんだか、微笑ましく見守ってあげたいのですが、欠陥マンションだらけの国。
あのオカラ建設の不良物件だらけのマンションでは、減価償却もへったくれだ。
しかも、不動産屋から引き渡しの段階では、スケルトン渡しで内装は全くなし。
そのため、建てればよいのだという安直な速攻建設に、資材もケチってしまう。
水回りの配管などは、簡単に腐食しやすい鉄管を使うのも、当たり前の話だよ。
だから、配管寿命の15~20年はあっという間で、施工も悪くて直に漏れ出す。
一方、日本の住宅は、最近は鉄管・鉛管・銅管の配管はほぼ利用されていない。
代わりに、樹脂配管が使われていて、配管寿命は30~40年前後と非常に長い。
だから、固定資産税を計算する資産価値としては、十分に見合っているはずだ。
だけど、中国のマンションは引き渡しからオンボロで、資産の値踏みは不可能。
そんな不良資産に税金を徴収しようというのだから、どこまでいい加減なのか。
というわけで、中国人の所有する資産など額面だけで、実態は無きに等しいよ。
しかも、都市部は大気汚染がひどくて、PM2.5で喘息になるわ、水道の水は飲めなくて飲料水を買わねばらないし、その上、外食すれば下水溝にたまった油から作られる地溝油で料理するから下痢するとか、とんでもなく安全でない国に、国富など存在するかとあざ笑いたくなる自分なのでした。
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