左は、伊藤せいこう氏 |
個人的な流行という意味でマイブームという言葉が生まれたということですね。
ネットを拝見すると、対義語は”マスブーム”らしいのですが、怪しい気がする。
英語は”mass boom”でしょうが、ネットの英和辞典を引いても出て来ません。
なので、これもまことしやかに捏造した和製英語の一種だと、判断致しました。
まあ、マイブームを単純に言い例えれば、”今、はまっている趣味”ぐらいかな。
それを社会的流行に対比して例えるのも、少し飛躍過ぎではないかと思います。
それで、この造語の生みの親が、みうらじゅん氏で漫画家イラストレーターね。
他には文筆業やミュージシャンとしても活動し、サブカルチャーで幅広く活動。
ところが、人間、永く生きていれば人生の中で、趣味嗜好は変わっていくもの。
だから、その時々の時期に、のめり込んでしまう趣向は、あるはずでしょうな。
そして、その趣味が止まることなくに、複数が並行して続く場合もあります。
自分の場合も、登山、釣り、PC自作などは若い頃から続いてきたのも事実です。
そして、ガーデニングもまた加わりましたが、最近、加えたのはオカルト好き。
最近は、若い人でも怪談話を聞くのが増えていて、そんなイベントも増加中だ。
他方、ユーチューブで視聴できるチャンネルも増えたりして気軽に楽しめます。
つまり、一つの社会流行で、それを個人的にあやかったのがマイブームなんだ。
それで、このブームに登場してきた演者に、懐かしい人物がいるのを発見した。
その方は、竹内義和氏で『大映テレビの研究』と言う著作をリリースしていた。
読んだことはありませんが、その昔、八十年代オタク文化を鋭く予見した名著。
色々な雑誌でネタ本的に内容が紹介されていて、要するに変な番組の紹介です。
この大映テレビは、ありえへん感情表現が特徴で、大げさな台詞に物音も誇張。
しかも、出生の秘密を持つキャラクターの主人公が、運命の悪戯に翻弄される。
挙句の果てに、ハッピーエンドのシンデレラトーリーが、基本のぶっ飛び脚本。
作品の”赤いシリーズ”をガキ自分に見ましたが、”スチュワーデス物語”が出色。
先ず、この教官が起こした事故で彼女の両手が不自由になり、わがままし放題。
風間杜夫の演じる教官に対し、片平なぎさ演じる彼女が登場するBGMが不気味。
ユーチューブで視聴可能 |
しかも、手袋を脱ぐ演出が凄くて、なぜか、口で噛んで頭を上にあげるのです。
手袋を脱ぐには、普通、腕を下げますよね、その仰々しい演出に呆れた思い出。
だから、当時、色々な雑誌で、お笑いネタとして取り上げたのだと思いますよ。
というわけで、マイブームの怪談話から、面白いサブカルネタまで蘇りました。
その後、”みうらじゅん”さんが出演する”TV見仏記”の番組まで、ユーチューブで楽しんでしまいましたが、これも一つのマイブームなのだろうし、好奇心を失わずに、なんでも楽しんでやろうと言う人は、常にマイブームなんだろうなと思ったのでした。
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