2023年5月29日月曜日

漫画家、イラストレーターの”みうらじゅん”がこさえた流行用語であるならば、たまさか、自分にも現象は湧き起こるのである ー マイブーム(そのほか)

左は、伊藤せいこう氏
    
個人的な流行という意味でマイブームという言葉が生まれたということですね。
ネットを拝見すると、対義語は”マスブーム”らしいのですが、怪しい気がする。

英語は”mass boom”でしょうが、ネットの英和辞典を引いても出て来ません。
なので、これもまことしやかに捏造した和製英語の一種だと、判断致しました。

まあ、マイブームを単純に言い例えれば、”今、はまっている趣味”ぐらいかな。
それを社会的流行に対比して例えるのも、少し飛躍過ぎではないかと思います。

それで、この造語の生みの親が、みうらじゅん氏で漫画家イラストレーターね。
他には文筆業やミュージシャンとしても活動し、サブカルチャーで幅広く活動。

ところが、人間、永く生きていれば人生の中で、趣味嗜好は変わっていくもの。
だから、その時々の時期に、のめり込んでしまう趣向は、あるはずでしょうな。

そして、その趣味が止まることなくに、複数が並行して続く場合もあります。
自分の場合も、登山、釣り、PC自作などは若い頃から続いてきたのも事実です。

そして、ガーデニングもまた加わりましたが、最近、加えたのはオカルト好き。
最近は、若い人でも怪談話を聞くのが増えていて、そんなイベントも増加中だ。

他方、ユーチューブで視聴できるチャンネルも増えたりして気軽に楽しめます。
つまり、一つの社会流行で、それを個人的にあやかったのがマイブームなんだ。

それで、このブームに登場してきた演者に、懐かしい人物がいるのを発見した。
その方は、竹内義和氏で『大映テレビの研究』と言う著作をリリースしていた。

読んだことはありませんが、その昔、八十年代オタク文化を鋭く予見した名著。
色々な雑誌でネタ本的に内容が紹介されていて、要するに変な番組の紹介です。

この大映テレビは、ありえへん感情表現が特徴で、大げさな台詞に物音も誇張。
しかも、出生の秘密を持つキャラクターの主人公が、運命の悪戯に翻弄される。

挙句の果てに、ハッピーエンドのシンデレラトーリーが、基本のぶっ飛び脚本。
作品の”赤いシリーズ”をガキ自分に見ましたが、”スチュワーデス物語”が出色。

先ず、この教官が起こした事故で彼女の両手が不自由になり、わがままし放題。
風間杜夫の演じる教官に対し、片平なぎさ演じる彼女が登場するBGMが不気味。

ユーチューブで視聴可能
    
しかも、手袋を脱ぐ演出が凄くて、なぜか、口で噛んで頭を上にあげるのです。
手袋を脱ぐには、普通、腕を下げますよね、その仰々しい演出に呆れた思い出。

だから、当時、色々な雑誌で、お笑いネタとして取り上げたのだと思いますよ。
というわけで、マイブームの怪談話から、面白いサブカルネタまで蘇りました。

その後、”みうらじゅん”さんが出演する”TV見仏記”の番組まで、ユーチューブで楽しんでしまいましたが、これも一つのマイブームなのだろうし、好奇心を失わずに、なんでも楽しんでやろうと言う人は、常にマイブームなんだろうなと思ったのでした。



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