鬱陶しい梅雨の時期ですが、紫陽花の季節でもある、鎌倉は明月院が有名です。
最近は、メディア取材では長谷寺が増えてましたが、山間の明月院の方が静寂。
一度拝観しましたが、六月末で見ごろの盛りを過ぎていたせいか、残念でした。
それで、数年前、紫陽花を仙台の知人から株を分けてもらって育てていました。
小さな株で一年目は咲きませんでしたが、二年目にはそれなりに綺麗に咲いた。
三年目も咲きましたが、四年目は樹の勢いが弱くなり、秋には枯れてしまった。
掘り起こすと根が全然生えておらず、黄金虫の幼虫に食べつくされたようです。
思い返せば、当時は、ベランダ床に、成虫の死骸が転がっていた記憶があるな。
昆虫の名の通り光沢のある甲虫で、いろいろな角度で眺めると宝石のようです。
その輝きに見ほれてしまいますが、実は、この虫は園芸にとって有害なんだな。
土中にいる幼虫は、植物の根を食い尽くすので、成長が弱いとか枯れ死んだり。
それで、他の鉢を掘り起こしたら、芋虫がわんさかで、悪さをしていたらしい。
これがために、紫陽花が息絶えたのだと思うと、復讐心も沸き起こって来ます。
こんな芋虫野郎は消え失せろとばかり、ベランダから中庭に向けて放り投げる。
真冬の頃に投げ捨てたので、越冬はできずに死滅してしまったのだと思います。
こうして、翌年から黄金虫を見ることは無くなりましたが、紫陽花が懐かしい。
ネットでは、挿し芽をして増やすと紹介されていましたので、昨年に初トライ。
ですが、葉が似ているハンゲショウ(半夏生)を間違えて挿したので失敗した。
だから、捲土重来で、もう一度挿し芽を実施したのですが、コツがありそうだ。
それは、芽の出そうな節を二つ残し、上部の節の両側の葉を半分ほど切落とす。
二節を残す |
この措置の後、メネデールのような植物活力液に二三時間、漬けておきますな。
それから用土に挿しておけば、三週間後には根が出ているという次第なのです。
若枝を失敬する株は、近所の市民の森に自生しているので、許可は不要だろう。
だけど、誰かにとがめられるのも嫌で、事前にイメージトレイニングを実行だ。
ユーチューブやらネット記事を読んで、枝を切って葉を落とす作業を想像する。
こうして、頭の中に作業を叩き込んでいたので、現地では速攻で終了しました。
というわけで、ガーデニングにもイメージトレイニングが必要だと悟りました。
何事も手際のよい作業をするには、段取りの良い手順を立てておくべきでして、これが園芸作業にも当てはまるとは、あまり考えていなかったので、次回、必要に応じてイメージトレイニングをしようかとも思ったのでした。
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