七月から咲き始めた桔梗の花が、九月を過ぎてもポツポツと咲き続けています。
白い桔梗も咲きましたが、猛暑だった八月は、少し中休みをしたかの感じです。
その後、九月になってから、まだ暑いのに秋の気配を感じたのか、咲き出した。
青い花が多いのですが、今朝、ベランダの水やりで何気に見て気づいたのです。
蜜を吸いに来たのでしょうか、蝶なのに地味な色合いの羽をもつ昆虫がいるの。
大きな目、蝶にしては不釣り合いな太い胴体、黄土色の絵具を塗りたくった羽。
蝶とも蛾ともつかない謎の蝶々ですが、最近は、近所のニラの花で見かけます。
実は、自分はこの昆虫の名前を知っていて、”セセリチョウ”だと分かりました。
調べてみましたが、チョウ目(鱗翅目)の中でちゃんとセセリチョウ上科がある。
この蝶の仲間は、それなりに種類が多いとわかりましたが、すばしっこい動き。
敏捷な動きで花の周りを飛び回りますが、その様子は美しいシジミ蝶と大違い。
ルリシジミは美しいのですが、どうも茶褐色の地味なバタフライは残念なお姿。
それで、この蝶の正式名称は、”チャバネセセリ”と言って容姿のそっくり表現。
それでも、我が家の桔梗に立ち寄って蜜を吸いに来てくれたと思うとうれしい。
この蝶は、北海道でも普通に観察することができましたが、違う種類みたいだ。
仲間として、オオチャバネセセリ、コチャバネセセリが、北海道で分布します。
一方、コチャバネセセリは、北海道でも分布するので見ていたのかもしれない。
型がやや小ぶり、全長19ミリ以下とありますが、大きさは似たり寄ったりです。
それから、この蝶の羽根には、翅脈(しみゃく)の黒い筋が見られるとあるな。
まあ、素人には見分けが難しいのですが、ベランダのは一応チャバネとします。
というわけで、蝶が飛んできてくれただけでも、自然の中で共生する気分です。
このセセリチョウには、イチモンジセセリという蝶もいるのですが、白い斑点が並んで漢字の”一”の字に見えることから、名付けられており、撮影した蝶を見る限り、白い斑点が散っているのでチャバネセセリらしく、秋が近づいた来たのかなと思わせるベランダの点描なのでした。
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