上さんが、豆腐三個パックの容器で、サツマイモの切れ端を水耕栽培しました。
最初は、切れ端に芽が出ていて成長するかもしれないと、試しに始めたのです。
最初は二切れでしたが、次第に蔓が伸びて若葉も生えたので、もう一切れ追加。
ただ、水道の水を足しているだけでは、塩素が入っていてあまり良くはないな。
なので、植物活力剤のメネデールとリキダスの希釈液を培養液に追加してみた。
すると、成長が著しくて、蔓がどんどん伸びていくと、容器が小さすぎて困る。
このまま容器を大きくして水耕栽培を続けるか、それとも鉢に移植してみるか。
まあ、鉢植えなのが簡単なので思い切って移植した後で、ネットで調べ直した。
何とサツマイモは熱帯原産なので、気温が二十度以上ないと成長しないのです。
なので、今年は秋になってもまだ気温が少し高めで、当面は成長するでしょう。
水耕栽培の初期 |
上さんの故郷では、芋だけではなく地上部の蔓や葉を炒め物で食べたそうです。
なので、水耕栽培で成長した葉や蔓を食べてもよいのではと思っていたらしい。
このサツマイモは、江戸時代に中国から琉球を経て薩摩藩に渡来した帰化植物。
それ以前には、この作物がなかったわけで、人々は里芋を食べていたいうこと。
この里芋は、茎をずいきと呼んで食していましたが、干したものは芋がらです。
同様に、サツマイモも一部の地方で茎や葉を食べていますが、馴染みが薄いな。
おそらく、芋自体が甘くておいしいので、わざわざ、茎や葉まで食べなかった。
そんな風に思えてしまう一方、もともと温帯地域では、栽培の難しい植物です。
だって、土中に芋を埋めた状態では、越冬できずに腐ってしまう熱帯植物なの。
季節が巡って芋を植え付けするには、平均気温が18℃以上で地温15℃以上だ。
最近は暖冬気味ですが、それでも横浜では五月になってからなのでゴーヤ並み。
というわけで、十月の平均気温は18度以上なので、茎や葉は未だ育つだろう。
後は、上さんが成長の様子を観察しながら、炒め物のために収穫するだけなのですが、来年、改めてサツマイモを育てるつもりなら、五月の連休にでもこのイモを買って料理してもらい、余ったきれっぱしを植えてみるしかないなと思うのでした。
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