平成5年2月27日滑走 |
このブログ記事を書くときに役立つのが、 廃墟検索地図のサイトです。
現在も営業中なら良いのですが、 中には閉鎖されたゲレンデもあります。
スキー場をググる内に、休止閉鎖に追い込まれていれば、 ご登場でした。
名前の通り、マップで場所を指し示してくれますが、 付録が役立ちます。
ページの後半には、 その場所を紹介したたサイトが羅列しているのでした。
これが、投稿を書き上げる時の参考文献になったりして、 ありがたい。
それで、浦佐スキー場と打ち込むだけで、 このサイトがトップにヒットします。
だって、このゲレンデは、 平成23年に閉鎖に追い込まれてしまいました。
ここは、昔からスキー道場みたいな、 スキーレッスンが主体のスキー場でした。
だから、ここで鍛え上げられて、 何人もデモンストレーターが輩出しています。
なので、単におしゃれで滑るだけなら、 わざわざ出向くコースではないのです。
単純に五百メーターに満たない短いシングルリフトでは、 魅力もありません。
スキー場ゲレンデマップ95 グーグルドライブはこちらから |
それでも、最盛期には混雑を解消する目的か、 リフトが三列も並びました。
これが意外に壮観だったのですが、 ペアリフトにカップルは見受けられません。
それは、神聖なお稽古バーンに、 いちゃくつくカップルは出入禁止だったから。
そんな風に思ってしまうほど、 滑走技能の伝授にひたむきなスキー場でした。
こうなると、下手の横好きで滑るしか能のない自分には、 関係ありません。
ちょっと、ついでに滑っておこうかと気分で、 ナイターゲレンデを楽しみました。
一方、標高があまりに低いゲレンデのせいか、 滑走できる日も限られました。
トップの標高だって三百メータだから、 小高い丘に設けたような印象に近い。
年末の正月休暇には、雪は微塵も見られずに、 地肌が露出している始末。
一月に入ってドカンと雪が降って、初めて滑りだせるようだと、 実に行きずらい。
しかも、雪質も粉雪とは縁遠い湿雪、 ザラメ雪で滑りたい気にもなれない。
上越新幹線浦佐駅の裏山という便利さはありますが、 どうも気後れします。
第65代総理大臣、田中角栄の銅像 |
だったら、駅近コンセプトで言うと、 ガーラ湯沢の方がマシってことでしょうか。
標高も千メーター近くまでゴンドラで上がりますし、 五月連休まで営業です。
と言うわけで、スキーヤー人口が減って来ると、 技能もへったくれもありません。
一途に、滑りのみに技芸の磨きをかけるような、 つわものも雲散霧消でした。
こうして、ゲレンデも、 単なる地元のローカルスキー場に退化し続けて行きます。
結局、集客力がジリ貧になるのは確実でして、 それでもしぶとく生きながらえたのは、 水戸黄門のご印籠のように、”浦佐” と言うご威光ブランドの賜物だったのだろうと、思うのでした。
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