昭和60年頃だったかなー |
群馬県と新潟県の県境にそそり立つ三国山脈の名峰、谷川岳は初滑りのメッカでした。
まあ、過去形で述べだのも、人口降雪機をフル稼働するスキー場が増えたからです。
特に富士山麓のイエティスキー場は、紅葉も定かでない10月17日がオープンでした。
これだけ時期を早められるのも、スノーマシンを大量投入したおかげだろうと思います。
でも、雪の質が天然雪と何かが違うような気がするのは、皆さんも感じるはずです。
特に、圧雪車で踏み固めるのか、バーンも固くて雪の柔らかみを、全く感じません。
その分、スピードも出て面白いのには違いないですが、パウダースノーも経験したい。
内地なら、天然雪で初滑りができるようになるのは、早くても11月末だと思います。
それも、冬型の寒波の入り込みが、例年よりも早い年であれば、期待できるでしょう。
ところが、近年の暖冬傾向は、積雪自体が減少してきていて、12月ですら危うくなる。
それでも、谷川岳の天神平スキー場は、標高千五百メーターと条件は折紙つきです。
自分記憶では、とある年、国民の祝日の体育の日にリフトが稼動した年がありました。
それが、平成に入る前の昭和の終わりだったと覚えているだけで、はっきりしません。
新聞では、寒波で前日に40センチの降雪があり、急にオープンしたとの説明でした。
第一面に、スキーヤーが乗ったシングルリフトが稼動する写真が、掲載されました。
そこで、その翌週だったか、まだ大丈夫と思って出かけたら、雪は融けていました。
仕方なく、温泉宿に一泊して帰ってきたという、自分史的には情けない話のオチです。
ところで、どなたかご存知だったら、その年は何時なのか、教えていただけないか。
そんな風に思いつつ、冒頭は五月連休直前に、天神平スキー場出の記念撮影です。
背景には、オキの耳、トマの耳とよばれる双耳峰の谷川だけが、くっきり撮れました。
そんな思い出のゲレンデですが、では今シーズンの天然雪で初オープンはどこか。
いろいろとネット探しましたら、北海道の中山峠と黒岳スキー場が争っていました。
結局、今シーズン、中山峠スキー場が、予定より二日前倒しでオープンしました。
なので、本邦では、どこよりも一番早く、天然雪で初滑りが楽しめる場所になりました。
積雪は五十センチ以上に達していたようで、かなり良いゲレンデコンディションですな。
例年、営業開始で初滑りを心待ちにしていたスキーヤー・ボーダーも多いのですよ。
標高は830メーターとさほど高くありませんが、降雪量の多さでは国道の難所でしょう。
230号線が洞爺湖方面へ向かって、ゲレンデのすぐ真下を通り抜けるのが、面白い。
そこで、今年は、寒い冬か暖冬なのか占ってみたくて、オープン実績を調べました。
中山峠と黒岳の両スキー場をチェックしましたが、今年は、寒くなると期待したいなあ。
<中山峠スキー場、過去のオープン実績>
2016年11月10日 オープン時 積雪55㎝
2015年11月25日 オープン時 積雪35㎝
2014年11月15日 オープン時 積雪30cm
2013年11月13日 オープン時 積雪45cm
2012年11月21日 オープン時 積雪40cm
<黒岳スキー場、過去のオープン実績>
2016年11月11日 オープン時 積雪190cm
2015年11月25日 オープン時 積雪110cm
2014年11月16日 オープン時 積雪80cm
2013年11月28日 オープン時 積雪リフト降り場で120cm・リフト乗り場で90cm
2012年11月19日 オープン時 積雪100cm弱
2011年11月27日 オープン時 積雪70~90cm
2010年11月30日 オープン時 積雪95cm
というわけで、近所のイチョウもプラタナスも、紅葉が進んでおり、寒暖の差を感じます。
これから、12月に向けてどんどん寒くなってほしいものだと思いますし、せっかく工場勤務になって年末の長期休暇も取得できるようになったのだから、お天道様には雪もバンバン降らしてもらって、万全のゲレンデコンディションをつくっていただき、楽しいスキー旅行になってくれよと、神頼みで空をいつも見上げる自分がいるのでした。
おまけ:
登山ではリフトに乗りました。 |
黒岳のユルキャラ、なっきーさん |
中山峠道の駅のゆるキャラ、 ”あげポン”もかわいい |
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