サロベツ湿原センターパンフ(豊富町) グーグルドライブはこちらから |
年を取ったのかなー、四季折々に咲く野の花を、愛でるのが好きになりました。
近くには、横浜の大都市にも残された、里山の風景の”舞岡公園”もあります。
そして、自宅のそばには、地主さんが横浜市に提供した市民の森があるのです。
そんな公園や森を散策すれば、咲いている花に目が行かないわけはありません。
春になれば桜も咲きますし、晩秋のかえでなど紅葉は美しいものがあります。
その中で可憐ではありますが、自然に咲く野の花は、癒されるものがありますな。
ただ、花の名前を知らずにいると、咲いていると見るだけで、その先がありません。
やはり、開花時期だとか、日影に咲くとか、湿地の植物とか、特徴はあるものです。
こうして、花の名前を調べて記憶するようにしても、種類が多くて覚え切れません。
そこで、デジカメで撮影した画像のファイル名に、花の名を書き加えておきます。
シュウカイドウ(帰化植物) 江戸時代の中国伝来で、R4みたい |
それ以外では、ブログ記事に書きとどめておいて、必要に応じて検索することかな。
こうすれば、ど忘れした時にっも、名前を探し直したりできるので、便利でしょうか。
この夏、サロベツ湿原を訪問しましたが、さすが国立公園のパンフレットでしたね。
花の名前が写真付きで紹介されて一覧できるし、開花時期の表もありました。
しかも、ビジターセンターは、豊富町と幌延町に別々の施設で運営されています。
この内、豊富町のは、ボランティアガイドが、無料で遊歩道を案内してくれました。
ガイドさんは、夏休みを利用したボランティアの女子大生で、説明が親切でした。
よく見かける感じの花でも、以外に知らないもので、湿原特有の花でもありません。
北海道でなくても、内地(本州)で見かけそうな花だから、今度は探してみましょう。
そう思いながら、この湿原が原生花園と呼ばれるのも、エゾカンゾウの群落なのだ。
初夏の頃、お花畑のように咲きますが、それ以外の時期にも、別な花は咲きます。
特に、勤め人ですと、夏休みはお盆の頃になりますので、何とも季節が外れます。
代りに、ギボウシが咲いていますが、エゾカンゾウの黄色に比べて、色が地味だな。
藤色ですが、種類も多い花でして、ガーデニングでも良く栽培されている花です。
クサレダマ |
ネジバナ |
ミゾソバ |
ナガボノシロワレモコウ |
この他、ネジバナ、ミゾソバ、クサレダマ、ナガボノシロワレモコウを見かけました。
みんな、内地でも咲くのだそうで、きっと、どこかで見かけるのだろうと思います。
特に、比較的、数が多くさいていたのがサワギキョウで、これもブルーの花です。
一方、黄色のあでやかなエゾカンゾウは、青空、緑の草葉と色の対比が、最高。
素人の撮影でも、素敵な風景写真になるのですが、青い花は色が重なってしまう。
なので、お花だけをアップして撮影するのですが、湿原の風景から切り離されます。
それでも、遠くに利尻岳を遠望する遊歩道から眺めれば、清涼感の風景ですわ。
やっぱり、七月の頃に、もう一度出かけねばなるまいと、思うようになるものです。
ところで、幌延町のビジターセンターは、館内の案内人も一人で閑散としています。
ただ、湿原の紹介ビデオがよく編集されており、四季折々の湿原が分かるのです。
サワギキョウ |
エゾリンドウ |
なので、ここはじっくりとビデオを鑑賞してから、遊歩道でパンケ沼まで歩きましょう。
一方、豊富町の湿原センターは、食堂も併設で、泥炭産業館も付属しています。
なんでも、土壌改良剤の原料で、湿原の泥炭を掘削していた頃の製造装置だとか。
事業の紹介ビデオまであって、掘削から製品生産まで、往時の工場が分かります。
つまり、この資料館から、サロベツの開発と保護のせめぎ合いが、分かるのでした。
原生花園のお花畑だけでなく、この湿原の経済活動が、現実に存在したのです。
というわけで、この湿原のそばには、大規模なオトンルイ風力発電所もありました。
風車が林立するさまは、苫前町のユーラスエナジー発電所と同じく大規模でして、日本海の沿岸は、風が強い地の利を活かした点は分かりますが、その厳しい風土こそが、冷涼なサロベツ湿原をはぐくんできたのであろうなとも、思うのでした。
おまけ:
幌延ビジターセンター(幌延町側) グーグルドライブはこちらから |
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