2021年11月29日月曜日

例年より早めのスキー場オープンの便りを知りつつ、紅葉を楽しむ初冬の週末に咲く花を愛でる ー オキザリス・ベルシコロール(絞りカタバミ)

        
師走も迫る晴天の休日、ここ数年より少し早めに、紅葉が見ごろを迎えました。
毎年、舞岡公園へ紅葉を長めに出向くのですが、お散歩がてらの距離が有難い。

確かに、北海道の道北は、突然の甲板の襲来で歴史的な大雪に見舞われました。
十一月下旬になり急に寒くなったようで、これが紅葉には効き目がありました。

紅葉もしっかりと色づいていて、最近は横浜でも朝の気温が十度以下になった。
冬の訪れは間違いなく、スキー場のゲレンデオープンもちらほら耳に入ります。

それも、天然雪の降雪だけのスキー場ですから、よほど寒かったと思いました。
ただ、数年前、早めに降雪があっても、その後は暖冬になって、雪が降らない。

年末でも、オープンできずに泣いたスキー場が続出したのを、記憶しています。
たから、今年は順調に寒くなってほしいのは、スキーヤーならみんなそうだよ。

ところで、寒くなるとガーデニングで花咲かせてくれるのが、オキザリスです。
イエロー、ピンク、ホワイトの花が咲き出しまして、冬の間は楽しめそうです。

     
それで、最後に咲いたのがホワイトのオキザリスですが、以前も紹介しました。
”オキザリス トメントーサ”と説明しましたが、蕾を見ていると赤い渦巻き模様。

これは絞りカタバミの種類に間違いなく、他の色の花も同じだ姿をしています。
なので、オキザリスバーシカラーの仲間だと思いましたが、種類が分からない。

このバーシカラーは、花のつぼみが渦巻きキャンディのデザインを指すのです。
でも、花の色を指した、ペンタローズ、ゴールドアイランドの名前もあります。

これを考えると、バーシカラーは総称で、花の色合いで種類を区別するようだ。
イエローにもニューイエローがあり、つぼみの渦巻き色がやや薄いタイプです。

ピンクだとパルマピンクがあって、つぼみの渦巻きの色がやや薄いタイプだな。
他にも、オータムピンクの種類もありますが、つぼみの渦巻きの色合いが違う。

結局、栽培中のはピンクがペンタローズでイエローはゴールドアイランドだな。
一方、ホワイトは、色味でベルシコロールとフラバホワイトの種類があります。

花びらに違いがあり、周辺に薄いピンクの縁取り、花びら全体が薄いピンク色。
この違いで種類を分けていますが、他方、オキザリス・ナマクエンシスも発見。

こちらは、繁殖地の南アフリカ北ケープ地方のナマクアランドを指しています。
分かるのは、つぼみに絞りカタバミの特徴が表れたのでナマクエンシスに相似。

というわけで、この白いオキザリスは、ベルシコロール種と特定いたしました。
このオキザリスは、球根で増やせますので、種子と違って交雑して花の色や形状が変わってしまう恐れもなくて、毎年、花の少ない冬が来ると、同じように繰り返して咲いてくるのが、楽しい花なのでした。

※オキザリスのブログは、こちらも参考にしてね!



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2021年11月27日土曜日

宇宙探査機ヴォイジャーには、地球の生命や文化を伝える音や画像が収められた「ゴールデンレコード」が搭載され、クラシック音楽も収録だって - 弦楽四重奏曲(クラシック音楽)

イタリア弦楽四重奏団は艶やかな音
    
一時期、クラシックで弦楽四重奏曲の作品を聞くのに、ハマってしまいました。
毎朝、勤め先まで歩いていくのですが、道すがら音楽を聴く日課だったのです。

携帯の音楽プレイヤーを持ち歩いて聞きましたが、機種は”iPod Touch”なんだ。
メモリーも32GBあったので、しこたま曲をアップロードして聞いていました。

それで、多くは、ユーチューブでアップされた曲を探してダウンロードします。
でも、今は上さんが散歩がてらに一緒に付いてくるので、聞くのを諦めました。

こうして、弦楽四重奏曲の知識が豊富になりましたが、イヤフォンに好適です。
一方、オーケストラの楽曲では音量の幅が大きくて、歩きながらは聞きにくい。

微弱なピアニシモ演奏になれば、歩きながら服のこすれる音の方が大きくなる。
結果、音量レンジが大きな管弦楽作品は、環境で向いていないと判断しました。

代わりに選んだのが弦楽四重奏曲ですが、弦楽器の音量と音質が似通いますな。
なので、安いイヤフォンで聞いてもアンサンブル全体をしっかり聞き取れます。

こうして、いろいろな作品をコレクションしましたが、知らない作曲家が多い。
一方、ハイドンが遺した弦楽四重奏曲は、通し番号で数えて83番まで及びます。

後に続くモーツァルトは26曲で、ベートーヴェンが16曲と偉大な創作リレーだ。
これにより、弦楽四重奏曲は重要なジャンルとみなされていったのは事実です。

だから、後世の作曲家は、必ずと言っていいほど弦楽四重奏曲を残しています。
他方、今となっては顧みられない作曲家も作品を残していて、これが膨大です。

ウイキペディアで調べましたが、知らない作曲家ばかりで驚いてしまいました。
ところが、そのウイキですら掲載の漏れている作曲家もいて、それが秀逸です。

中でも、ベルギーの作曲家、Prosper Van Eechauteの弦楽四重奏曲第1番だな。
副題に、”モーリス・ラベルを偲んで”と名付けられてますが、確かにその通り。


Prosper Van Eechaute(左から三人目)
Josip Štolcer-Slavenski
   
数は少ないですが、CDにもなっていますので、一度聴いたら好きになるはずだ。
そして、更に見つけたもう一人の作曲家家は、クロアチア人のスラヴェンスキ。

正式にはヨシプ・ストルチェル=スラヴェンスキで、偶然、動画で発見したの。
弦楽四重奏曲をユーチューブで片っ端から検索して、引っかかったのが第三番

東洋風なメロディが摩訶不思議で何とも言えず惹かれるのですが、お国柄かな。
というのも、クロアチアはイスラム教徒のオスマン帝国に服属した経緯がある。

伝統音楽の影響を強く受けているそうですが、東洋風で西欧な感じが全くない。
しかも、弓で弦を叩くコル・レーニョ奏法が使われているらしく非常に特徴的。

というわけで、この二作品だけは、ブログの投稿に残して起きたと思った次第。
他にも、紹介しておきたい作曲家は色々といるのですが、それは追々紹介していくことにして、今回は思い入れの一番深かった作品を消化していこうと思って、タイプする自分なのでした。



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2021年11月25日木曜日

木の実のカシューナッツは大好物なんだけれども、似たような名前でイモとなると、食べたことがないから味も分からない ー カシュウイモ(宇宙イモ)

    
何だか、ジャガイモのようにも見えますが、カシュウイモの大きなむかごです。
近所のスーパーまで歩いていく道すがら、バス路線の道路沿いで見かけました。

目の粗い白いフェンスに、丸くて団扇のような葉がまとわりつく植物が珍しい。
近所で見かける、ヤマノイモとか、オニドコロのようなつる性植物の仲間かな。

それにしても、やけに葉が大きくて、しかも葉の付け根にできた肉芽がでかい。
直径5センチほどもあって興味を引いたので、ついつい失敬してしまいました。

それで、葉っぱの葉脈を観察すると、栄養の行き届いたオニドコロでしょうか。
でも、この植物はむかごを作らず、種子で繁殖させるので、どうも違うようだ。

家に帰り、”大きなむかご”でググってたら、一発ヒットしたのがエアーポテト。
宇宙芋とも書いていて、どうもヤマノイモの仲間のようで、熱帯原産の植物だ。

カシュウイモの表記もありますが、宇宙イモは種苗会社の商品名なのが面白い。
英語だと空中にできるから”エアーポテト”にしたらしく、それをもじったのか。

    
まあ、宇宙まで繁殖を広げることは無いと思いますが、中々、面白い命名です。
このイモは、人為的に日本へもたらされたらしく、むかごのなる雌株しかない。

雄株は、原産地に取り残されて、わが日本国では女系社会を築いているのです。
でも、スーパーの生鮮コーナーで、このイモを見たことも無いのが不思議だな。

もっとも、むかごだって季節が来ると売ってはいますが、非常に珍しい野菜だ。
まあ、道の駅で、物珍しがる観光客に売られる程度の野菜だろうと、思います。

多分、その家の人がガーデニングで植えたのでしょうが、やっぱ宇宙イモかな。
ネーミングに引かれて、ついつい、植えてしまうという方も多いのではないか。

ところで、このイモの植え付けは、四月下旬で熱帯産にしては早いと思います。
ゴーヤなどは、気温が25度以上にならないと成長しなくて、種蒔きは五月下旬。

それに比べて、むかごの栄養分を使って発芽するから気温は気にしないのかも。
しかも、むかごの保蔵は二十度ほどの室温で良くて、低温にさらす必要もない。

普通、他の種子は発芽させるのに、冬季の低温状態を経験させる必要があるな。
もし、この経験がないと、種子は発芽季節の春が来たと認識しないらしいです。

でも、このむかごは、熱帯産だから気温が整えば、好きな時に芽を出すようだ。
しかも、酸性気味の土壌でも育つとあり、ヤマノイモよりは順応性があります。

というわけで、このむかご三個で、来春にはベランダで植え付けにチャレンジ。
発芽するか育つかどうかは神のみぞ知るところですが、あの団扇みたいな大きな葉になれば、リビングの日よけになるグリーンカーテンとしては格好ですし、絶対に芽吹かせてみたいところで、今からネットでググって栽培方法の研究に余念がない自分なのでした。



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2021年11月23日火曜日

中国国内には十万基以上のダムが存在しますが、84%がすでに手抜き工事で危険らしく、だから放流せざるを得ないというお粗末さ ー 中国緑化治水対策(お笑い)

    
十数年前、中国に伝説として伝わる究極の緑化法が、実現に移されていました。
その名も、”ペンキ緑化”と言って、禿げ山も一週間ほどで青々とした山に変身。

もちろん植樹をした分けでもなく、ただ岩肌に緑のペンキを塗りたくっただけ。
他には、ちゃちな緑色の樹脂ネットを緑色のネットを山に被せて、誤魔化した。

要するに、単なる見栄えだけで、近くを通る高速道路からの景観改善が主目的。
ところが、石などで抑えるだけで山頂から敷きつめた網は、雨で流されました。

かろうじて残った網など、周囲の山々と比べ毒々しい青緑色で、浮き立ちます。
岩肌のペンキ塗りにしても、景観を改善するどころかひどく場違いな印象です。

まあ、緑化、治水、災害防止など、抜本対策に取り組む姿勢が皆無の中国だな。
一方、日本人でも覚えていた人がいまして、現在の状況を確認しに行きました。

その結果、ペンキも流されて、がけ崩れの危ない単なる岩肌に戻っていたとさ。
お笑い中国の真骨頂を十分に見せつけてくれましたが、今年は洪水が多かった。

というより、ここ二三年、長江流域の各省で河川氾濫が繰り返されたのも事実。
しかも、ダム放流を予告もせずに実施するから、事前準備の無い庶民は水浸し。

この理由がふるっていて、放流で被害に遭った住民に補償したくないのだそう。
お役人は頬かむりして放流して、知らぬ存ぜずで押し通してびた一文払わない。

これが共産主義の国家ですから、如何に人民がなぶりものか、お判りでしょう。
それで、最近の洪水の頻発は、温暖化の気候異変だけが原因では無いだろうな。

石狩川~本川と旧川群

先ず、洪水の多かった河川は蛇行が激しいので、増水したらあふれ出しやすい。
河川改修工事は無視したまま、儲かる都市開発ばかりに投資を優先する銭ゲバ。

しかも、人口増加で食糧増産とばかりに、自然遊水地にまで農地開発が及んだ。
そんな場所は、本来の洪水氾濫を抑える場所だったのに、農民が定住しました。

本当は、そういう農地転用をするなら、蛇行する河川の改修工事とワンセット。
それもなしに、乱開発を続けた結果が、ここ二三年の洪水氾濫だから人災です。

その割に、軍備増強、宇宙開発など、一般庶民とは関係なく、湯水に金を使う。
というわけで、赤い大国の実態、実像は、単に人民を虐げる人非人の統治体制。

他方、我が日本国では、信濃川や利根川のように河川の付け替えを通して氾濫を防ぐ工事を江戸時代から実施してきた分けですから、こういった地道だが社会インフラに寄与する業績を、間違っても中国のインチキ政策と比較もされたくないし、逆にその施策の貧困さから来年はどんな洪水が発生するのかと、今から他人の不幸は蜜の味と、思ってしまった日本人なのでした。



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2021年11月21日日曜日

この植物は、漢字に書くと”紫雲英”になって読み方も分からなくなりますが、発芽してくれないと花も楽しめないからなあ ー レンゲソウ(蓮華草)

       
ゲンゲの発芽を促すのに、60センチプランター用のミニ温室を作ってみました。
このプランターは、百均で売っていたもので底を抜いた鉢と重ねた二段構成ね。

その分、用土も五割増しになり、栽培環境を改善してゲンゲの種を撒きました。
ところが、種子の有効期限が切れていたり、種蒔きが遅かったりと発芽しない。

鉢の所々で芽吹いてはいますが、全体的に万遍でもなくて、偏っているのです。
なので、そういった箇所に、追っかけ追加の種まきをしましたが、もはや晩秋。

朝は十度近くまで気温が下がるし、日中も気温が二十度まで上がるのが精一杯。
このゲンゲの発芽温度は、15~25度ですので十月上旬までが適当と思います。

なので、十一月に撒くとしたら、温室の中で発芽させるしかないが場所もない。
ベランダ栽培ですから、大掛かりな仕掛けはできそうもなくて、頭を捻ります。

       
考え付いたのは、以前、プランターの用土をこぼさない工夫で作った木枠です。
この木枠に、クリアフォルダーをベルト状に切り取って周囲に貼り付けました。

そうすれば、土手になり用土はこぼれませんでしたが、増量はしょせん限定的。
なので、栽培結果は期待外れで用済みとなり、今度は二段重ねの改造へ転進だ。

まあ、木枠は余ってしまって使い道も見当たらず、当初は時間だけが過ぎ去る。
でも、プランターの縁に乗っかる便利さで、ふとひらめいたのは温室転用です。

百均で見つかる木工用の角材やら、竹ひごなどを組み合われば、できそうだな。
こうして作成してみたのが、冒頭の写真にあるような、ミニ温室になりました。

夜間は気温が下がってしまうと思いますが、日中はかなり暖かくなるでしょう。
この気温上昇で発芽が期待できると思いますが、木枠はもう一つ残っています。

こしらえてみて他の鉢にも施して、ゲンゲの発芽を促してみようかと思うんだ。
というわけで、角材も余っていることだし、他の鉢もミニ温室を取り付けよう。

挿し芽をして、何とか生き延びてきたウマノスズクサの鉢もありますので、これらにミニ温室を取り付けて、暖かい環境を提供してあげれば、来年に芽が出るまでの間、地下茎の根に光合成で栄養を蓄えられると踏んで、週末は温室づくりに励む自分なのでした。



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