平成15年3月23日滑走 |
濁河温泉は、今は合併で下呂市の所在ですが、昔から小坂町落合が住所でした。
標高千八百メーターの高所になり、小坂の市外からは道路で40キロも走ります。
所要時間は一時間もかかり、しかも、舗装とは言え一車線半の幅しかない県道。
県道437号線から441号線をへて到達しますが、自治体の関係で公式ルートだ。
だから、冬場も除雪されて生活道路として確保されていたし、バスも運行した。
途中、鈴蘭高原の別荘地にもゲレンデがありましたが、既に廃止されています。
岐阜県で冬季国体の競技場にもなったのですが、地の利が悪いロケーションだ。
このため閉鎖されたと思いますが、この濁河温泉スキー場は、更に奥の温泉場。
冬場は温泉の湯治に遊びに行っても、手持ち無沙汰になるのでスキーでも滑る。
そんな安直な遊びの選択肢としてオープンしたので、ゲレンデは一本だけです。
とても小さなゲレンデで、しかも南斜面なので三月に入れば雪が溶けだします。
だから、営業は三月末までなんとかという、あまり特色のないゲレンデでした。
この濁河には、二回訪れたのですが、一回目は鈴蘭高原のスキーのついでです。
春スキーだったのでゲレンデは既に閉まっており、日帰り温泉を楽しみました。
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鈴蘭高原から運転して遠かった記憶だけが残っていますが、御岳の展望が良い。
途中に展望台が二か所も作られていて、自分も車を止めて眺めを楽しみました。
まあ、そんなかんだんで一回目は温泉を楽しんだだけですが、二回目は滑った。
近くに、Chaoおんたけスキー場があって、ここを滑りに行った時のことです。
北側の酷道361号線から南へ走るとチャオのゲレンデがあり、更に南下します。
県道435号線を走ると、濁河温泉へ行く県道に合流する辺りで、既にスキー場。
今回の投稿を書くために、グーグルマップを見たら道路が改良されていました。
昔は、下り坂がストレートな圧雪路なので、降りるのが非常に怖かった思い出。
グーグルマップでは距離は長くなっていましたが、カーブを増やしたう回路だ。
これであれば、真冬の雪道でも温泉までたどり着くのは簡単だし、楽そうだな。
まあ、単調に感じたチャオでは物足りなくなり、濁河のゲレンデに再挑戦した。
滑っている人も十人くらいで、ひなびているとはいえ、パンフがなかなか良い。
イラストの雰囲気だって、変に若者向けを狙おうとはせずに、素朴に家族向け。
やはり王道ともいえる温泉場のゲレンデからそれずに、きれいなパンフでした。
というわけで、自分が滑ってから、ほどなくして休止となったのは寂しい限り。
この濁河温泉にしても、かつて、ツムラの入浴剤「日本の名湯」のモデルになったほどなのですが、今現在ではリストから外れてしまった、せめて温泉だけでも
御岳山の登山基地として賑わって欲しいと、思うのでした。
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