Raquel Ariel Martínez |
最近、よく試聴するユーチューブは、時事物や政治の話題が中心になりました。
なので、その手のチャンネルばかりを見ますと、紹介されるリストも偏ります。
つまり、最近の良く視聴する番組をAIが分析してくれますが、本意でもないの。
本当は、クラシック音楽も以前はよく聞いていましたが、今は追いやられたな。
自分的に、露助のウクライナ軍事侵攻に強い関心がありましたが、状況の急変。
劣勢だったウクライナが急激に反転攻勢で、露助は武器弾薬を残したまま逃亡。
露助から奪い返した領土は、東京都よりはるかに大きな失地回復で、一安心ね。
そうなると、気分的にも余裕が出てきて、音楽でも聴いて安らぎが欲しくなる。
こうして、久しぶりにクラシック音楽を聴こうとヒットしたのがチャイコンだ。
これは、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を略して愛称で呼んだものです。
それで、ベートーベンならベトコン、メンデルスゾーンならベトコンなのです。
ブラームスもブラコンと言うようで、これがバイオリン四大協奏曲として有名。
それで、最近アップされたチャイコンの動画がヒットしてきたので、早速視聴。
冒頭の女流バイオリニスト、ラケル・アレアルさんが演奏し、オケも初耳です。
スペインのガリシア交響楽団ですが、どちらもスペイン出身でご当地での協演。
クラシックだと、動画の無い演奏だけが多い中で、これはコンサート撮影です。
ソリストの演奏を見ていると、いかにも旋律を奏でようとしている印象なんだ。
オケの演奏はゆっくり目めですが、逆に華のある豊かな情感を引き出しいるな。
やっぱり女性のソリストが演奏するとあでやかな感じもしますが、表情も豊か。
こういった超難関の協奏曲は、眉間にしわを寄せて演奏する人も多い感じです。
以前、前橋汀子さんがN響と同じ曲を共演しましたが、表情が硬かった思い出。
子供時分の記憶ですが、それほど作品が難しいのだろうと、思ったこともある。
だけど、このラケルさん、音の調べを楽しんでいるような雰囲気もありました。
こういった女性の演奏は華があるので、来日してくれたら聞きに行ってもいい。
それでは、男性の方はどうかと言うと、五島 龍さんの演奏が表情も豊かでした。
演奏も素晴らしく聞きごたえも十分ですが、決して爆速な演奏でもありません。
難局ゆえに技巧を見せびらかしたくて、爆速演奏の録音も多いのがチャイコン。
特に、ハイフェッツなんかフィナーレの三楽章は、超特急で終わってしまうの。
女流バイオリニストでは、往年のエリカモリーニさんも、ハイフェッツ並みだ。
腕自慢をしたいのでしょうが、そこまで早ければいいってもんじゃないだろう。
というわけで、久しぶりに名曲の演奏に酔いしれた終末を楽しく過ごしました。
以前のブログでも書いたのですが、メンコン、チャイコン、みんなコンサートマスターとかバイオリン奏者のアドバイスなしでは、作曲できなかったみたいで、助言があって作曲したとしても、チャイコンなんか受け入れられるまでに長い時間を要したほどですから、それを楽しく演奏するとなると、正に超人だなと思ったのでした。
おまけ:前橋汀子演奏のチャイコン動画がありました、ソリッドな演奏だな。
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