ここから球茎を失敬 |
昨年、近所の庭から失敬して鉢に植えたシラン(紫蘭)を植え替えてみました。
株自体は、その年に大きな葉を付けて成長していた感じですが、大違いでした。
掘り返すと、数珠のように成長した球茎から養分を費やして成長したみたいだ。
球茎を観察すると、外皮だけが残っていて、中はスカスカの袋状なっています。
ただ、生き残った球茎が無かったわけでなく、しぶとく増やしていたのもある。
生き残りをこのまま鉢に残そうかと迷いましたが、植え替えを決断致しました。
場所はマンションの中庭にある花壇で、手入れのされない日当たりの悪い場所。
日当たりの良い方は、住人有志が同好会を作って、手厚く面倒を見ていますな。
だけど、通路を挟んで日当たりの悪い方は、誰も手を入れず、ドクダミの天下。
以前はそんなに繁殖していなくて、気にも留めませんでしたが、最近はひどい。
それでも、ぽつぽつと住人が無断で植えたような園芸植物が、寂しく咲きます。
まあ、ドクダミの白い花一色では殺風景な感じもするし、草丈が短く貧相です。
なので、ここに赤紫色の紫蘭が咲けば、カラフルになってきれいだろうと判断。
本当は、この花壇に黄色いヒガンバナの球根も、こっそり植えてあって楽しみ。
ちょうど、サツキが群生しており、その境界の際であれば掘り返されないかな。
そう思って、ベランダの鉢植えでは咲かなかった二株を、独断で移植しました。
ここは日当たりも悪くて栽培の条件も良くないせいか、土壌も石混じりのまま。
それでも、花壇と言っても露地には違いないので、鉢植えより条件は良いかも。
特に、彼岸花や水仙のような球根植物は、鉢植えは何年たっても咲きませんな。
園芸相談でもよく質問されており、ベランダでの素人栽培は無理と諦めました。
なので、この紫蘭の球茎も、石積みの垣根のへりに断りなく埋め込んでおいた。
土との相性さえ良ければ、花が咲けるほどに球茎も大きくなってもらいたいよ。
この他、捨てられていた球根を拾い、ベランダで栽培しましたが全く咲かない。
結果、諦めて、中庭の日当たりのいい方の花壇に、こっそり植えたこともある。
そうしたら、ついこの間、青色の釣鐘草が咲いていて、やっと正体が分かった。
ベランダのハナニラも小さな球根を実るので、花壇へ埋めに行ったりもします。
球根が小さいめで、育つか不安でしたが、翌年にはちゃんと開花していました。
というわけで、ベランダで鉢植えの栽培できない品種が何となく分かって来た。
他方、ホタルブクロ、カワラナデシコ、ムスカリなどは鉢植えでもベランダで咲いてくれますし、球根植物のフリージアやオキザリスも、それなりに花が咲きましたので、半人前の園芸愛好家としては、花の咲いてくれる植物を試行錯誤で探し出して行くしかないなと、感じるのでした。
おまけ:以前の投稿も読んで下されや。
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