リフト券 |
このスキー場は、山間地に乏しい十勝平野に存在するので貴重なゲレンデです。
近隣自治体にもゲレンデがなく、冬場のレジャーとしてはうってつけでしょう。
ただ、ゲレンデの位置する忠類村は、合併吸収されて浦幌町になってしまった。
縦に長い自治体に変貌して、市街は浦幌と忠類に分かれていて、後は農地だけ。
二つの市街を結ぶ道道15号線にそって、畑作や酪農の大規模農業が広がります。
この合併の時、初めは近隣の更別村も参加しましたが、離脱してしまいました。
その後は、自主の道を歩んでいまして、帯広管内の合併はこの町村だけでした。
十勝の自治体は、自主独立の気風が強く、大規模経営の農家も多いからだろう。
農産品の十勝ブランドも全国的に有名になっていますので、重要な産業なんだ。
つまり、各市町村には自営業の人が多く、それなりに財政上の収入が見込める。
この点では、各自治体も合併の効果で財政改善を図る必要もなかったのだろう。
まあ、そんな風に思いますが、子供の頃の忠類村は、ナウマンゾウのふる里だ。
かつて、骨格の八割近い化石が掘り出されて、骨格全体の復元に貢献しました。
つまり、三千人の静かな村に、村内外から見物客が、約一万六千人も集まった。
村を挙げての大発掘となった分けで、その後は、記念した博物館も開かれたな。
これが忠類ナウマン象記念館で、リフト券も像のマスコットが描かれています。
ゲレンデ自体は、ペアリフト一本とこじんまりしていて、ちびっ子ゲレンデだ。
上級者コースもありますが、滑走距離五百メーターと短くて斜度26~28度程度。
何れにしても、初中級ゲレンデが広い一面バーンなので、ファミリー向けだよ。
というわけで、北海道にしては積雪が少ない地域なので貴重なゲレンデでした。
夏場になると、格安な料金でテントの張れるキャンプ場も周辺には多くて、自分は、中札内村の札内川園地キャンプ場で幕営したのを思い出したのですが、このゲレンデのすぐそばにもナウマンキャンプ場があり、今度、十勝へ旅行したら再訪してみようかと思った自分なのでした。
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