ハタケニラが近所で咲いているのは知っていましたが、もう一度撮影しました。
ノビルの花とよく似ていますが、ハタケニラはムカゴを作らないで結実します。
なので、その違いを写真で証拠として残したくて、時期が来るのを待ちました。
散策するコースの一つを歩けば、毎年開花する道端で見られますが、雑草だな。
一方、五六月でそろそろ咲き頃と思って、ちょくちょくチェックしていました。
というより、例年見るにつけて邪悪にはびこる雑草が疎ましく思ってきました。
帰化植物らしく、生命力旺盛でコンクリートの隙間というか目地から芽を出す。
この植物は地下茎の鱗片から増殖するようですが、目地の下なら無理だろうな。
なので、これまで繁殖場所は限られて来たので、既に見知っていた所でパチリ。
このハタケニラは、ニラと同じで果房から種子を作るので、姿形はそっくりだ。
違いがあるのなら、ニラ特有の葉っぱの匂いがあまりしないので区別できます。
それに、花も小さくて注意してみればきれいですが、鑑賞には値しないだろう。
ところで、このハタケニラの近くで、きれいなノビルのムカゴを見つけました。
歩道に沿った側溝の上にはコンクリート板が葺いてあり、植物の鉢だらけです。
その前のご家庭の方が、面倒を見ているらしく、四季折々に花が咲いています。
なので、この時期だと栽培されていれば、ノビルも咲きますが、ふと発見した。
まあ、ハタケニラを探そうとした視線が、そっくりな花に視線が行ったのかも。
見ると、ムカゴの球体から細い茎が伸び出して可憐な白い花が咲いていました。
普通、球根は酢味噌などにつけて食べるとおいしいのですが、ムカゴも食用可。
茹でたり、生のまま一晩醤油に漬けて食べたりしますが、まだ実験していない。
自宅でも、ノビル自体は鉢で栽培していますが、まだムカゴが出てこないんだ。
なので、植物自体のの知識はあるのですが、ムカゴから咲く花の撮影はまだだ。
だから、ハタケニラとの違いが詳しく比較できると思ったので、撮影しました。
というわけで、以前のハタケニラを投稿したのから、更に知識は深まりました。
ニラと違って食用できない記述が多いのですが、毒性があるのかどうかもはっきりしていなくて、最近の論文だとステロイド成分や性欲亢進作用があるなど、植物にしては変態的な成分を持つ雑草だと思うので、食べない方が無難なのだと思ったのでした。
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