”ひなげしの花”をアグネス・チャンが歌ったのは、半世紀近くも前のことだな。
おいらも、ちょうど中学生になり、アイドルの歌う歌謡曲は、よく聞きました。
それで、森昌子、桜田淳子、山口百恵の花の中三トリオより、彼女は一年先輩。
同時期に活躍したタレントですが、香港出身なのが、異色な感じだったのね。
まあ、中華系タレントは、ジュディオング、欧陽菲菲が台湾で彼女は大陸です。
香港映画のブルース・リー主演、”燃えよ、ドラゴン”もヒットして、懐かしい。
ヌンチャクも学校へ持ち込んだ男子生徒もいたりして、アチャーと叫んでた。
多分、漫画雑誌で通販していたポニーで買ったんじゃないのかと思うんだけど。
この他、筋トレ器具のブルワーカーもヒットして、宣伝文句も面白かったな。
ひょろりのモヤシ青年が、女性からひ弱と陰口をたたかれて一念発起します。
やがて、これで訓練したら、あーら、マッチョマンに大変身で女性に大モテ。
ところで、広告に登場した青年が、Jack Seilerの名前なのは、知らなかった。
今となっては、どうでもいい話でも懐かしくなり、つい筆が進んでしまいます。
それで、どうしてこの歌謡曲を持ち出してきたかというと、花の名前なのです。
ひなげしより、ポピーと言えば分かりやすいですが、トイレの消臭剤みたいだ。
麻薬の原料になるケシとはまったく違うし、可憐に咲く姿ゆえ園芸品種も多い。
ナガミヒナゲシは、現在、エイリアンのように次第に忌み嫌われつつあります。
花はオレンジ色でかわいらしいのですが、種子を付けると八方に飛散するんだ。
歩道の隅っこで咲いていたりもしますが、よく見るとアスファルトの隙間から。
土から栄養なんかもらえそうもないですが、どうやって育つのか不思議です。
ただ、高さも15センチほどだから、土の養分はほとんど得ていないはず。
それで、健気な感じも致しまして、種ができたら採取して育ててみたいな。
面白いのは、秋の彼岸過ぎに種をまき、冬は小さな苗で越冬させる点です。
花の咲いていないタンポポのように、地べたに葉が広がり這いつくばります。
それで、繁殖力が強そうに思うので、小さな鉢でも育ちそうな気がしました。
だから、百均で見つかる直径十センチに満たない三号鉢で、大丈夫でしょう。
というわけで、花が散った後の果実は、まだ青々としており、まだかなあ。
毎日、会社へ歩いていく通勤の道すがら、このナガミヒナゲシを見つけては、どこで種を取ろうかと目星をつけておるのですが、花が散った後の果実はまだ青々としておりまして、そんな楽しみの増えたことに満足する自分がいるのでした。
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