大葉は、ハーブとしての匂いもよくて、薬味で使われる野菜の一つです。
スーパーへ行くと七八枚を一束に、百円ほどの値段で売られています。
他の野菜に比べるとお高い感じもしますが、薬味だから少量の使い方。
このため、価格が割高でも用途としては、代わりもないので買ってしまう。
シソ科の植物ですが、本来は紫蘇と漢字で書く通り、紫色の葉っぱね。
紫の方も食用ですが、最近は青ジソが普通に野菜売場で見かけます。
このほか、仲間のエゴマは匂わないのですが、油を搾りとったりもします。
なので、シソ科の植物は有用性が高いようで、アップルミントもお仲間。
ハッカ属ですが、このシソ科の植物は、簡単に交雑するといわれるんだ。
だから、大葉のそばにお仲間の野草が生えていると種子はハーフになる。
なので、次の年に撒いたらハーブとしての大葉の匂いが薄くなるのだそう。
薬味としての香りに意味がなくなってしまうので、栽培は要注意でしょう。
それで、最近、近所で大葉を育てているご家庭が見つかるようになった。
趣味で栽培されていると思いますが、秋も終わる頃に種子が取れます。
お刺身についている”穂紫蘇穂”は、この花でしてここから実がなります。
近所を歩き回ると、この穂紫蘇が枯れて茶色くなったのを見かけました。
まあ、種子が取れると思って採取して、帰ったら小さな花をほぐしました。
すると、ボールペンの先のような小さく黒い球がポロポロ弾け飛び出ます。
これを集めたら百粒以上にはなったので、来年の春、撒くとしましょうか。
ところで、この残った殻に意外にシソの香が残っていて、作業が楽しい。
アップルミントも同じようにハッカの香りが残っていて、これはまさにポプリ。
花や香草、果物などを乾燥させて作るフレグランスですが身近なんだ。
このアップルミント、根っこを引き抜いて植え替えても丈夫に育ちました。
多年草だから冬も葉は青々としたままですが、残念、大葉は一年草。
というわけで、来年の春に向けて種まきのために種子取りを終えました。
この大葉以外にも、近くの小さな農地で紫紫蘇が自生しているのが分かっていて、こちらの種子は取りそびれて来たのですが、来年の春になって苗が育っているようだったら、もらい受けて育ててみるのも一興で、我が家のベランダに紫蘇ファミリーが育つことを楽しみにする自分がいるのでした。
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