霧多布岬のどさんこ馬 |
北海道の道東旅行といえば、三つの国立公園めぐりが定番の旅先でしょう。
阿寒・知床・釧路湿原の各国立公園ですが、あまりに知名度が高過ぎです。
でも、以前の投稿記事で取り上げたように、捨てがたい観光地もあるのです。
それらは、道立自然公園の指定ですが、次の①と②は湿原と海岸の景勝地。
①厚岸道立自然公園
②野付風連道立自然公園
③斜里岳道立自然公園
B級グルメは全国数あれど、北海道にはB級観光地だらけなんだぜ - 十二ヶ所の道立自然公園(北海道全域)
グーグルドライブはこちらから 立ち寄り施設の参考にいかが |
ただ、③は、日本百名山に選ばれた斜里岳を中心とした山岳公園になります。
実は、二十数年前に山頂に立っているのですが、往復で丸一日かかりました。
しかも、登山口は、網走支庁の清里町にあるので、オホーツクになり外れます。
やはり、ここは地味ながら、ラムサール条約の湿原を含んだ①と②が穴場です。
そして、この条約指定を受けた湿地帯が、道内には十三ヶ所も存在しています。
特に、道東は六ヶ所もあるのですが、上で挙げた①と②には四ヶ所もあります。
つまり、釧路湿原を意図的に外したとしても、立派な湿原めぐりができるんだ。
それに、丹頂鶴の生息地が拡大していて、これらの湿原で遭遇できるのです。
まあ、遊歩道を歩けば、その時々に咲いている花に出会える楽しい旅ですわ。
それに、キャンプ場も多く点在しており、面倒な宿探しの代わりにテント生活。
そうなると、国立公園をそれて旅行をしても、北海道の醍醐味が満喫できます。
参考までに旅程を紹介してみますが、それほど無理して旅をしたとも思えない。
① 8月15日(火)
札幌から長距離バス・帯広でレンタカー乗車→
うらほろ森林公園キャンプ場(テント泊)・健康湯(公衆浴場)→
② 8月16日(水)
厚岸湖・厚岸グルメパーク(道の駅・カキ食)→
厚岸水鳥観察館(別寒辺牛湿原)→
霧多布湿原センター・霧多布ナショナルトラスト(霧多布湿原)の花めぐり→
琵琶瀬展望台(丹頂鶴発見)→
霧多布岬キャンプ場(テント泊)・霧多布温泉ゆうゆ→
③ 8月17日(木)
アゼチの岬・嶮暮帰島(けんぼっきとう)観望→
納沙布岬・北方館・請望苑のカニ汁→
北方原生花園(花めぐり散策)→
温根沼などで丹頂鶴の観察→
根室駅前でカニ食・一爐菴でひょうたんパン→
春国岱原生野鳥公園 ネイチャーセンター・湿原散策(しゅんくにたい)
スワン44根室(道の駅)で休憩→
別海町交流センター 郊楽苑(温泉)→
ジャンボホタテバーガー(双葉寿司)→
尾岱沼ふれあいキャンプ場(バンガロー)→
④ 8月18日(金)
尾岱沼でナラワラ見学・花めぐり散策→
郷土料理武田(標津町)で昼食→
標津サーモン科学館(幻のイトウ)→
上武佐の正ハリストス教会訪問(女性画家山下りんのイコン)→
開陽台展望台(330度の展望)→
達古武オートキャンプ場(バンガロー)・コインシャワー有り→
⑤ 8月19日(土)
細岡展望台(釧路湿原)→
釧路市湿原展望台→
道東道で帯広まで→
ジンギスカンで昼食・レンタカー返却→
札幌まで長距離バスで帰路
<参考サイト>
ツーリストのための辛口!キャンプ場ガイド
天候が悪かった日もあったのでバンガローも借りましたが、当日でも取れました。
札幌で墓参りを済ませてから、長距離バスで移動して、帯広でレンタカーです。
この後、帯広で伯母に会う予定でしたが、鬼籍の人になっていたとは露知らず。
九十五歳と天寿を全うしたとは言え、最後かもしれなかったので会いたかった。
まあ、立ち寄って、お線香を上げてから浦幌まで移動しましたが、それが出発点。
各空港でレンタカーを借りるのも良し、発着便の多い札幌にしても構いません。
帯広や釧路といった観光の基点までは、JRもあれば長距離バスも使えます。
なので、レンタカーで回るのが基本とは言え、柔軟に旅程を組んでみてください。
というわけで、カーナビでルートは簡単に分かりますが、事前の調査は欠かせません。
どのような観光ポイントがあって、それらの点を線で結び付けていく時に、お昼ご飯などのおいしいグルメも見逃せなくなる分けで、旅行に出かける前には、しっかりしたスタディーを入念に行っていただきたいと思うのでした。
おまけ:
上武佐の教会は、外観を拝見させていただくだけでした。
内部の公開は限られておりますので、下記のブログを参考にして下さい。
中標津町郷土館ブログ 学芸員日誌2
上武佐ハリストス正教会へ(2015年12月23日水曜日)
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