アサガオが、七月下旬から可憐に花を咲かせるようになりました。
花が咲いたらしぼむまで、たった一日の命しかない、はかない花です。
その代わり、次々と開花してくれるので、複数の鉢植えがあれば楽しい。
早く朝起きをして鉢を見れば、もうアサガオは咲いていて、正に朝顔なんだ。
つまり、日没から十時間もあれば咲いてしまう性質なのが、災いしています。
まあ、八月になれば夕方七時には日が落ちて、十時間後は朝の五時です。
そして、お日様が出るとすぐにしぼんでしまうので、眺めるには早起きが一番。
真夏に朝早く起きれば涼しいし、花を観賞すると、清清しく感じるものです。
でも、花の咲く時間が短すぎで、昆虫が受粉で訪れるチャンスがありますかね。
どうやって、上手に受粉して種を作るのか、今まで不思議に思っていました。
それで、ネットで調べてみると、この花は自家受粉で種子を作るのだそうです。
しかも、花が咲く前のつぼみの状態で種を仕込むんだそうで、夜中なんだな。
ずいぶんと、床上手な可愛い花だと、下ネタっぽい落ちになってしまいました。
これから種ができるのでしょうが、もう少し先の話で、来年の鉢植えが楽しみ。
こうして、毎日、開花を見ながら水やりしますと、来年も育てたくなるものです。
ところで、朝顔はつる性の植物なので、支柱を伝ってぐんぐん伸びて育ちます。
ジャックと豆の木のように豆類もつるを巻きますが、最近、発見がありました。
それは、歩いて通勤する道すがら、このつるを巻いた植物に良く出会うのです。
歩道の脇に側溝がありまして、誤って落ちないように柵が設けられています。
これが、つる性の植物には格好らしく、いろいろな葉の種類を見かけてきました。
そういえば、二三年前、サツマイモの葉みたいで、茎には実が成っていました。
黒い丸薬みたいで、これがムカゴと呼ばれるとは、最近まで知りませんでした。
そして、なぜ知ったかというと、これまた、通勤途中で見かけたオニユリの花です。
花が咲き終わってから、葉の付け根には、黒い玉のようなものが付いています。
中には、白い小さな根を生やしているのもあって、種子のようにも見えました。
ネットで調べたのですが、学術的には鱗茎で、一般的にはムカゴなんだってさ。
このムカゴ、自然薯のヤマノイモの茎にも生えてきますが、食べられるらしい。
お米と一緒に炊き上げれば、ムカゴご飯になりホクホクした食感が最高とか。
そんなことを調べたのですが、それに似た葉っぱの形の植物をよく見かけます。
それで、ヤマイモなんだろうかと気になりだしまして、近所を探索してみたのです。
その結果、ヤマイモ、ナガイモだろうと思われる植物を見つけることができました。
先ず、市民の森の遊歩道には、生垣があって、そこにナガイモらしき植物です。
濃い緑の葉っぱが対生しており、根元にはムカゴもあるので間違いありません。
この対生というのは、ヤマノイモなどもそうで、ムカゴが食用になるかの目安です。
ナガイモ |
ヤマイモ雄花 |
ヤマイモ対生 |
もし、ムカゴができているのに互い違いの葉がついているのなら、要注意です。
互生の葉なら、ニガカシュウという植物なんですが、苦くて苦くて食べられません。
というわけで、これから秋が来ますので、ちゃんとムカゴが成るのか楽しみなのだ。
それに、収穫したムカゴを育てて、来年のベランダの日よけのつる草にしようと考えているわけで、アサガオ、ヤマイモ、ナガイモ、ゴウヤの混成軍に仕立て上げてみようかなどと、取らぬ狸の皮算用なのに、今から夢想する自分がいるのでした。
おまけ
オニドコロ・ムカゴはならない |
サオトメカズラ・花が可愛い |
カエデドコロだと思うんだけど |
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