2018年5月10日木曜日

兵庫県でダボはドアホですが、北海道では”はんかくさい”って言うのを思い出しつつ、傘修理 - 認知症だった父親の持ってきた傘(そのほか)

     
使い古しの傘で、親骨と受け骨をつなぐダボの部分が、壊れてしまいました。
もう十年以上も使い込んできた傘ですが、突然に現れた当時を思い出します。

だって、知らない間に、玄関のドアノブに引っ掛けてあったのからなのです。
当時は、認知症が進んでいた親父を引き取って、二人暮らしを始めたばかり。

ぶらりと外に出ては帰れなくなってしまう父親を、必死で世話していました。
それで、今になって思いだせば、父親がどこかから持って来たのかもしれない。

でも、どこへ返却してよいのかわからず、玄関の傘置きにほったらかしたまま。
その内、傘の直径が意外に大きいとに気づいて、雨の強い時に使いだしました。

自宅から職場までは二キロ近くで、早歩きで二十分も掛かるから、雨は嫌です。
雨足が強くなれば、ゴム長靴に登山用のレインウエアを着て、それでも傘だよ。

デイバックにレインカバーまで被せて、自宅を後にしますが、完全装備なのだ。
これに、この大きめの傘を差して、強風だろうが骨が強いからビクともしない。

でも、寄る年波には勝てず、ついに受け骨のダボが、外れるようになりました。
このダボって単語が変わっていますが、ドイツ語から来た外来語だそうです。



でも、兵庫県でダボっていうと、どアホを意味するののしり言葉なんだとか。
何でも、昔、明石藩家老の織田伊織の息子が織田保という名前だったのです。

だから、いたいけな庶民は、織田保→おだぼと陰で呼んで悪口を言ったらしい。
一方、ゴルフのダブルボギーをダボとも言いますが、まったく違うことです。

それで、この傘のダボですが、ハトメも外れるし、細くなった柄も折れます。
もし、ハトメの代わりに針金を通せば何とかなりますが、折れたらどうする。

それで、応急処置を施したのが冒頭の写真で、丸形の圧着端子を使いました。
工場が勤め先なので、生産ラインに行けば目当てのパーツが転がっています。


適当にアース線を付けるとか言いまして、二三個現場で譲ってもらいました。
しめしめ、修理パーツがロハで入手できたし、修理すれば傘も無事開きます。

というわけで、北海道弁でダボなのは、はんかくさい奴というのでありました。
そんなことを改めて思い出しつつ、傘の修理に挑んだのでありますが、DIY店でも修理キットが売られておりますので、この丸形圧着端子が上手く行かないのであれば、キットでも購入して、改めて修理してみようかなと思ったのでありました。



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