知床観光船、おーろら2 |
最近の船は、バルパス・バウの球状船首と言って、突き出ているんだ。
でも、この観光船、オーロラ号はツルンと滑らかに船底へ流れています。
これだと燃費が悪くなるので球状船首にする船が多いけど、わざとかな。
観光船と言っても乗り物なんだから、経済効率の良いデザインを選ぶはず。
ところが、それを無視するかのように、昔風の形で不思議に思いました。
それで、北海道旅行から帰宅してから、この観光船を調べてみました。
ネットのホームページを見たんですが、トップの右側バナーに驚きます。
だって、”網走流氷観光砕氷船おーろら”と書いてあり、冬も運行するんだ。
それに、初めから観光用に設計された、世界初の流氷観光砕氷船なのです。
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一方、世界で運航中の観光砕氷船は数隻ありますが、元来の目的が違います。
最初は、氷海で航路を切り開きながら、旅客や物資等を運んでいたのでしょう。
加えて、日本の砕氷船と言えば、南極観測船として有名な”しらせ”があります。
このオーロラ号の設計も、しらせと同じ会社で、ノウハウが生きているのかな。
砕氷船というのは、南極や北極を探検したりするイメージが強いんだけどなあ。
だけど、北海道のオホーツク海沿岸に着岸する流氷は、ある意味、季節の風物。
これを観光に仕立てるのは、そこに人々が暮らして生活しているから当たり前。
何れにしても、あのペロンとした丸い船首でガリガリ氷を打ち砕いて進むんだ。
でも、本当はオーロラ号は砕氷船で就航したので、夏の知床観光は副業かな。
だから、本当の性能を発揮するのは、冬季の流氷の海ということになるのです。
他には、ガリンコ号なる、アルキメデスの原理による推進装置つきの船もある。
こちらは、紋別観光の目玉だけど、オホーツク流氷科学センターも面白いよ。
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真夏でも氷点下20度を体験するコーナーもありますが、網走も負けていない。
対抗して、おーろら号で流氷観光を行ったり、流氷科学館までオープンした。
こうなると流氷観光様様で、冬場に観光のウリが少なかっただけにありがたや。
知床半島を見たら、次回は真冬に流氷観光に出かけたくなってしまいますな。
というわけで、おーろら号の船体構造だけで、投稿できてしまう奥深さなんだ。
これも、オホーツクの海を真っ白に覆い尽くす、日本でここにしかない 北海道の冬の風物詩、流氷だからこそ、魅せられる壮大なパノラマが、寒さすら忘れさせてくれる分けでして、そんな魅力に、道産子は自慢したくなるのでありました。
4時間コース、六千五百円也 |
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