望外の喜びというのでしょう、ウマノスズクサの挿し芽に若葉を発見しました。
植え替えの時に、挿し芽から発根していたのは確認しましたが、成長しないの。
切り落とした葉を一枚だけ残して挿しましたが、それも色あせて枯れる寸前だ。
ただ、この植物は成長が緩慢で、葉が枯れない限り、根は成長を続けています。
この根が十分に成長して越冬できれば、来年の春には若葉を出すはずなのです。
だけど、このままゆっくり枯れてしまって、来年の春に若葉を出すのかどうか。
若葉を出す保証は、掘り起こして発根状態を確認しないと、全く分かりません。
まあ、そんなことをしたら株に悪い影響を与えますので、それもできないのだ。
そうなると、根が成長していると信じて見守るしかないのですが、今回は若葉。
一つの株だけですが、本当に小さな若葉が付いていて、この株は生命力がある。
そんな状態を、日曜の昼下がりに水やりをしながら発見できて、うれしい限り。
多年草で宿根草に分類されますが、根は地下茎のように匍匐する印象があるな。
というのは、自然に育っている株を掘り越したら、地下茎が長くて驚きました。
株分けをしようとして断ち切ってしまいましたが、この地下茎に発根がないの。
実は、地上部に葉が一二枚しかなくて、小さな株だと思ってそれを掘り出した。
ところが、地下茎がどこからか連綿と続いて来て、それを知らぬ間に切断した。
その時は育て方も知らなくて、そのまま植えて冬を越しましたが、枯れました。
全く発根していない茎で、寒い冬に活性が低くて根を伸ばせなかったのだろう。
実際に葉が朽ちて枯れたので、掘り起こしたら、地下茎は細くなっていました。
要するに、緑の小さな葉を保つため、地下茎の養分を吸収していたと思います。
地下茎でつながる印象 |
つまり、掘り起こした晩秋が、季節としては悪すぎたということを感じました。
まあ、挿し芽によい季節の初夏であれば、発育はだいぶ変わっていたはずです。
それで、今回のかわいい若葉ですが、これが株の成長、発根にどう影響するか。
というわけで、これが全く見当もつかなくて、このまま見守るしかありません。
実は、今回のウマノスズクサの挿し芽は、草本の挿し芽に若葉が出たのですが、木本あるいはオオバウマノスズクサと思しき挿し芽には、葉が強く青々としているのは安心なのですが、全く若葉が出てくる気配もなく、このまま冬を乗り切って命を永らえて欲しいと祈るだけなのでした。(注:昨日のの強風で、この株だけ飛ばされてしまいました。意気消沈しております、トホホ。)
0 件のコメント:
コメントを投稿