九月に入って中旬になりましたので、季節は秋の種まきの頃合いになりました。
実をいうと、北海道出身の自分にとって、種まきは春の風物でしかありません。
何せ、秋に播いても直ぐ初雪が降ってきて、冬になれば若芽は成長できません。
地面が凍るほど厳しい寒さの北海道ですから、新芽が越冬できなくて当たり前。
反対に豪雪で知られる新潟県は、寒さもそう厳しくないので秋播きができます。
雪が積もっても地面が凍ることもないようで、逆に寒さから守ってくれますな。
なので、内地は雪が降ってもぬくいから、秋まきをしても育てられる分けです。
一方、種まきが春であっても、早春の二月末に種まきのできる植物もあります。
内地に住んからもう四十年ですが、ガーデニングが趣味になって気づきました。
だから、北海道の気候は、本州とは違うなあと気づきつつ、秋の種まきですな。
撒いたのは、ナデシコ、カーネーション、ニゲラ、ネモフィラ、ノースポール。
この内、ナデシコは赤とピンクと白の三種類で、鉢が七つに増えてしまったな。
たまさか、暑さも峠の過ぎた日曜日でしたから、汗もかかず作業ができました。
それで、この種まきの方法ですが、普通はまいた後でうっすらと土を被せます。
上段、ナデシコ、下段ニゲラ・ネモフィラ・ノースポール |
ところが、発芽に光が必要な好光性の種子があって用土の表面にばらまくだけ。
大葉の種子がその一例ですが、逆に光に当たると発芽しにくい種子もあります。
それが、嫌光性種子と言って、今回の種まきはニゲラがそのタイプになります。
残りは、うっすら被せるだけで良いので、ネット調べた通りにしておきました。
発芽するまで、二週間程度はかかるでしょうから、水やりをしつつ待つだけだ。
これで発芽しなければ、十月までまだ日もあるので、もう一度試してみようか。
それで、ツルニンジンとオキナグサも残りの種子があったので撒いてみました。
実は早春に播いたのですが、発芽しても成長できなくて枯らしてしまいました。
時期的にはあっていると思ったのですが、秋口に播いている人もいて混乱した。
なので、早春の失敗から挽回と言う分けで、取ったらすぐ播く雰囲気で種まき。
というわけで、合っているかどうかは分かりませんが、発芽してくれたら幸せ。
今回、種子を播いた植物は、栽培がやさしいものばかりですが、後から播いた山野草の植物は、栽培が難しいものも多いわけでして、片や栽培中のツリガネニンジンは、育成できて開花してくれただけでもうれしい限りと思ったのでした。
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