胡錦涛が連れ出された瞬間 |
中国で開かれた五年毎の共産党大会が閉会して、今後の顔ぶれが決まりました。
習近平国家主席が選出されたのは周知のとおりですが、最高指導部の陣容です。
政治局常務委員に選ばれた七人は、チャイナセブンと言いますが、刎頸の友ね。
ほとんどが旧知の人間は裏切らないと思って引き寄せた人事で、見通しは暗い。
それもそのはず、会期中に発表される四半期のGDPも、突然延期されたました。
これまで、中国のGDPは、お手盛りのてんこ盛りで作為的操作統計の数値です。
各省のトップが、中央へおもねるために、良好な数値しか提出しないわけだな。
そんな捏造のご機嫌伺いのデータを集計すれば、白々しい良好な数値が出ます。
一方、嘘八百の数値を信用する日経とか、メディアは能天気に洗脳されている。
でも、今回の見送りは、絶望的な実態の集計なのか嘘を吐けなくなったのかな。
まあ、翌日の香港株価指数も数パーセントも下落し、ご祝儀より駄目だし相場。
中国経済は、絶望の淵にあると思っているのですが、皆さんはどう思いますか。
なので、民心を落ち着かせるには経済発展しかないのに、権力闘争の寸劇だよ。
つまり、最終日、団派と呼ばれる共産党内エリート長老の胡錦涛が放逐された。
要するに、経済に明るいテクノクラートの一派が一掃され、近平はほくそ笑む。
でも、経済はお先真っ暗になり、これを思想統一強化と戦狼外交でしのぐはず。
国内で高まる不満をそらすためか、成果を渇望して台湾の侵攻を実現する気か。
実際、アメリカ軍の観測では、今年中にも勃発する可能性だと言い出しました。
ただ、国際会議のG20とAPEC(アジア太平洋経済協力)がこれから始まるな。
このAPECには習近平が出席予定と、早々と中国側から発表がされていました。
となると、この侵攻を国際社会に対して暗黙の了解を取り付ける気なのだろう。
習近平が、APECの会議でどの良な発言を行うのか、自分には興味津々なんだ。
1979年、鄧小平はカーター大統領と会見 |
だって、温故知新ではありませんが、中国には前例があり、鄧小平がその人だ。
当時、日米を外交訪問し、ベトナム軍事侵攻で暗黙の了解を取り付けたからね。
既に半世紀近く前のできごとですが、それを見習えば、習近平はどう出るのか。
これまでの、習近平のやり口を見ていると、過去の方法を模倣するだけだもの。
習思想の学習とか言っているけれど、これも毛沢東思想の学習の焼き直し程度。
過去をまねた行動のみをとるような気がして、だとしたらAPECは試金石です。
というわけで、にわかに台湾海峡の波高しで、緊張は徐々に高まって来ました。
中国武漢発のコロナ禍のおかげで、台湾にいる親戚の葬儀にも、この三年間、出席できなかった自分としては、来年の清明節には必ず墓参りうさせてもらう気でして、そんば大変事は起こってくれるよなと思う次第なのでした。
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