2018年2月1日木曜日

現在、インドはムンバイに出張中なので、簡単にリポートします ー ナビムンバイ(インド・マハラシュトラ州)

    
ボーイング787、ムンバイまで10時間のフライトです。
2月10日の土曜日に日本に戻ってまいります。

現地の食事は、カレー味ばかりで食傷気味になりますので、食料を持参。
明星食品の坦坦麺とか、中華風のやや高めのインスタントラーメンです。

しこたま買い込んで出発しますが、旅行用の電気クッカーも、当然、持参。
ホテルの部屋に戻ったら、ラーメン作って食べての、何とも単調な毎日なんだ。

    
フライトは、ムンバイ行き直行便のANA、NH829便に搭乗します。
パイロットが離陸前に、機体点検を行っておりました。

これで、安全にフライトできると思って安心しました。
今まで何度も飛行機は使ってきましたけど、映画以外ではじめて見ました。

     
成田にいたペッパー君です。
出勤する日と無い日があると、受付の女性が笑って話してくれました。

有給があるんだな。
機械だって、メンテの日は安息日、お休みってことだよ。

というわけで、日本とインドの時差は、三時間半もあるのです。
時差ボケが多少あって、睡眠不足になったりしておりますので、今回の投稿はおしまい。




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2018年1月30日火曜日

実家に残された、古き思い出の詰まったアルバムの整理は走馬灯のよう - タージマハールの記念写真(アグラ・イ

1981年、タージマハールにて

札幌の実家は、取り壊さずに来ましたが、誰もすまない空き家なんだ。
認知症が出始めた父親を、自分が引き取ってからだから、もう久しい。

多分、四十代の始めの頃だろうから、かなりの年月を経てしまいました。
その後、父親の最期を看取ってからも、十年以上が過ぎて光陰矢のごとし。

以来、ネズミだけが住人で、縦横無尽に家の中を走り回っていたのでしょう。
時折訪ねてみると、家の中は散らかり放題で、ゴミが散乱していました。

たぶん、かじって食い散らかしたのだろうと思いますが、きたなかった。
だから、この一軒家を買いたい人が現れても、中を見たら即座に交渉終了。

よしんば購入希望があっても、百数十万円の値段しかつかないお寒い話。
なので、これではいかんと言うことになって、姉夫婦が清掃を段取りしました。

義兄の弟さんが近くに住んでいるので、三回ほど通って家を片付けます。
あらかた綺麗になったところで、今度は姉夫婦が実家を見てきてくれました。

その時、自分の若かりし頃が写った写真アルバムを、どうも発見したようです。
記念になるからと言うので、宅配便で送ってもらいましたけど、懐かしいな。

高校時代のクラス写真、修学旅行の記念写真など、本人が忘れております。
なので、ついつい眺めてしまって、海外出張の準備を中断してしまいました。

それで、今現在、インドのムンバイに向かう機中でタイプしているのですよ。
大発見もありまして、それは三十数年前に撮影したインドのタージマハール。

アグラフォート、世界遺産になった

自分が写っていたのはもちろん、貧乏たらしい身なりの学生旅行なんだな。
確か、首都ニューデリーから、現地の人用の一日観光バスで行きました。

お値段は、当時一人40ルピーで、ゲストハウスの宿泊料が、20ルピー。
現在、1ルピーは2円くらいですが、当時は20円くらいだったと思いますよ。

だから、40ルピーの観光バスは、現地の人にとっても相応なコストでしょう。
一方、日本人は自分達二名だけで、観光案内は、全部ヒンドゥー語なの。

なに言ってるか分からないままで、だけどタージマハールに圧倒されました。
その霊廟は荘厳で美しく、これは一生の内に一度は見ておくべきと思った。

その後、世界遺産のアグラフォート(要塞)も行きましたが、こちらも美しい。
夕方のせいか、赤レンガ造りの建築物が、夕日に映えて旅情を誘います。

この点、とても楽しかったんのですが、ラストのヒンドゥー寺院が意味不明。
何かご利益があるのでしょうが、寺院の中に楽団もいて演奏しております。

ブンチャカブンチャカ、分けがわかんないままに切り上げて宿に戻りました。
まあ、こんなことを写真を見つつ思い出したのですが、別の写真もあります。




それは、大学生の頃、同級生と一緒に滑りに行った富良野スキー場です。
友達がペンションを予約してくれましたが、名前は”タンネ小舎”でしたな。

色々調べてみましたが、TVドラマ「北の国から」にも使われたようです。
「95秘密」のシリーズですが、本当はペンションでも喫茶店で登場なんだ。

後日、このドラマのロケ地を訪ねる旅行客が増えて来て、問題も起きました。
それは、宿泊施設なのに、喫茶店だと思って訪ねてくるので困ったのだそう。

まあ、そんな逸話のあったペンションも、今は取り壊されて更地になりました。
跡形もなくなってしまったのですが、写真で良い思い出に残ってくれました。

というわけで、その脚本家、倉本聰さんは、傘寿を過ぎても活躍中ですわ。
最近、昼帯ドラマで、老人ホームを舞台にした「やすらぎの郷」でも話題を呼んだばかりですけど、北の国から発表当時は、どちらかと言うと逃避行の末に、北海道の新開地まで落ち延びて、捲土重来を考えていた時期だった頃で、それが、テレビの視聴者にとっては、あのような大人気ドラマにつながって見ることができた分けだから、それはそれで良い思いでになったということなのでした。




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2018年1月27日土曜日

スキーでかっとぶのも、パラグライダーで空中散歩するのもいい斜面があるからさ -  大台スキー場(秋田県)

大台スキー場・眺望

リフトを乗り継いで頂上部に立つと、晴れた日には眺望が素晴らしいようです。
眼下に、横手盆地の田園風景が広がるのが、グーグル画像検索でも分かります。

このスキー場は、午前中に千畑スキー場を滑り終えてから、探し当てました。
待ち時間なしのゴンドラですし、林間コースのコースも思う存分に楽しみました。

ただ、スロープに変化も欲しくなって来て、別のゲレンデに移動するのを決めました。
そこで、スキーガイドブックを見ながら探し当てたのが、この大台スキー場です。

横手盆地から真昼山地に向かう斜面を利用したゲレンデですが、千畑も同じでした。
この盆地は、国内有数の穀倉地帯で、ブランド米あきたこまちの主産地の一つです。

秋田県の南東部にある盆地ですが、雄物川の流域は秋田平野までつながります。
なので、スキー場から見える風景は、盆地とはいえ平野のように広大なのでした。



ところで、秋田はマタギの猟師とか、天然秋田杉のように山間部になじみもあります。
他方、米どころですが、平野部と山間部の割合はどうなのか、気にもなってきます。

調べたところ、都道府県では、秋田は、県自体も耕作地の面積でも第六位でした。
かなり大きな県だって言うのがわかりますが、東北地方は大きな県が多いのです。

順位も、二位岩手県、三位福島県、八位青森県、九位山形県、十六位宮城県でした。
ただ、耕作地の割合だけを見ると13%しかなく、全国平均の12%を上回る程度です。

まあ、山間地もありながら平野・盆地も広がっていて、自然豊かな県だということです。
そんな郷土のゲレンデですが、当日はちびっこ達が大勢で滑りに来ていました。

グーグルドライブはこちらから

大晦日なのにリフト待ちもあったりして、千畑のゲレンデと違って賑わっております。
リフトも二本とこじんまりしており、ゲレンデが見渡せるせいか、親子連れもいました。

スキー場のチラシ裏面には、近隣の温泉宿泊施設も二軒紹介されていています。
どうも、ここ大台はスポーツ・レクリエーションの拠点として力が注がれているようです。

というわけで、おらが町のゲレンデにも、冬以外の季節には別の顔がありました。
それは、ここがハングライダー・パラグライダーの指定ベースになっていることです。

遠くに秋田富士の鳥海山、そして田園風景の広がる横手盆地の眺望は最高でしょう。
冒頭でもその景色を紹介したように、 愛好者が訪れて飛行を楽しんでいます。

となれば、通年でにぎわいをみせているのはまちがないエリアのようですから、小規模な冬場のゲレンデはひとつの顔に過ぎず、ここ大台は地域観光の役割を担い続けていくのであろうとも思うのでした。


おまけ:
平成4年12月31日滑走

クリックで拡大します
注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)

こんな投稿もしておりましたよ!

文学の好きなスキー野郎は、オフシーズンでもゲレンデを訪ねるのだ - 文学碑のあるスキー場(全国各地)


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2018年1月24日水曜日

Siri だって答えたくないから、意味不明に「ゾルタクスゼイアン」とか「ガラファリアン 」と答えて、相手を煙に巻こうとしているのがかわゆいな - Siri (音声認識エ ンジン)

  
持ち主  Hey Siri。雪だるまつくろう?

Siri  残念ながら、クラウドの中には雪が積もらないんですよ。

そっか。Siriは雪を知らないのか。
ワクワクしていた真っ白な世界は、
いつの間にか少し寂しい世界になっていました。
  
人工知能、Siriとのやり取りが、ITmedia NEWSで紹介されていました。
これにはオチもありまして、iPhoneの画面だけですが、紹介もされています。

”氷の結晶と私の電子回路は、あまりが相性がよくないんです。”とのたまう。
このセリフを読んで、なぜだか思いついたのは、スピルバーグの映画”A.I.”。

主人公は、送られた家の若い母親を愛するように、プログラムされたロボット。
一方、本当の子供は、不治の病で人口冬眠しており、その代役なのです。

その少年は、愛されたいと二千年を思い続けて放浪しますが、実に切ない。
そして、すでに亡くなっていた人間の母親に会えますが、彼女は再生クローン。

わずか一日の寿命であっても、少年は再会を望み、その一日を過ごします。
そして、ロボットの少年もその思い出を抱いたまま、永遠の眠りに付くのでした。

映画では、人間の感情があるかのようにみえても、微妙な違和感が漂います。
でも、母親に愛されたいという一途な思いがプログラムだと思うと、悲しくもなる。

一方、Siriのプログラムも器用に答えますが、記者も寂しげに感じたようです。
やっぱり、一緒に雪だるまは作れずに、何かしら不自然な雰囲気が残りました。

それでも、近未来に、人間の仕事がAIに取って代わられるのは、現実的だな。
否が応でも、人間の人格がAIによって能力面で否定される現実は、近い。

このテディも永遠の眠りに
園丁ロボットのやさしさ

それでも、この映画のように、ロボットに一途な使命が与えられていたとします。
”天空の城ラピュタ”の最終場面では、園丁ロボットが、廃墟を守り続けます。

王族の墓を守る園庭の衛兵ゆえ、職場が完全に失われない限り守り続ける。
それも、終りなき永遠の眠りに近いのでしょうが、なぜか寂寥感だけが残ります。

というわけで、マンションの玄関で、子供らがせっせと雪だるまを作っていました。
そんな風景は、今週の爆弾低気圧の通過による雪景色から、生み出されたものですが、ITに関わる人々は、そんな一コマの切り出しを、Siriに悟らせようとしたのかも知れず、その答え方は、便利さはあるが永遠に人間と本当の交流ができない、分かちがたい闇を垣間見せてくれたようにも思えるのでした。


おまけ:
雪だるまについて、こんな記事も書いていました。




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