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猪苗代町は、ゲレンデが六ヶ所も集まっており、福島を代表するスキーエリアです。
一方、磐梯山を取り巻く周辺でも、六ヶ所のスキー場があるのでなおさらでしょう。
この猪苗代・磐梯高原のエリアは、今日までスキー場が相次いで開発されました。
その中で、長い歴史と伝統を持つ老舗的な存在なのが、この猪苗代スキー場です。
アクセスも、猪苗代磐梯高原ICから八キロと近く、便利な点も魅力があります。
猪苗代リゾートもそうですが、晴れた日に見える猪苗代湖の眺望が絶景です。
ただ、南向きゲレンデとなると、雪も溶けやすいし雪不足の影響も受けやすい。
これがネックですが、このエリアの中では、晴天率が高いのがメリットでしょう。
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当時は、県内の別のゲレンデで色々なスキー場のパンフが配布されていたのです。
滑走した年より古いチラシや、それ以降のシーズンに発行されたパンフもあります。
おそらく、猫魔とかあだたらなどへ出かけた際に、もらって来たのだと思います。
当時はスキーヤーの層も厚くて、ウインタースポーツは未だ活況を呈していました。
毎年、デザインを変えて発行されており、PRに力を注いでいたのが分かります。
発行者も面白くて、観光協会とかゲレンデの麓で経営していた宿泊施設などでした。
レストハウスの山翠は現在も営業中ですが、ホテルニュー磐梯は営業していません。
宿泊の営業を取り止めて、スキー場センターハウスの役割だけになったようです。
まあ、滑走してから四半世紀近くも経ってますので、世の移り変わりもあります。
それで、平成七年には、この猪苗代スキー場で第50回冬季国体が開催されました。
赤埴大回転コースが国体コースとして活用されたのですが、コブコブで難しい。
後年、このコースからミネロコースが拡充されたのですが、当時は未だありません。
なので、もう一度滑りに行きたいと考えてはいますが、何時になるのでしょうかね。
平成4年12月28日滑走 |
この国体開催地は、夏季・秋季大会とも基本的に同一都道府県が求められます。
ところが、長い滑走距離の確保できる大きなスキー場のない県は、結構あるのです。
このため、二大会を同一都道府県で開催すると「完全国体」と呼ばれるくらいです。
そして、この完全国体を開くことができた福島県が、二十世紀で最後になりました。
以降、今世紀に入ってからの開催も含めますと、過去に七回しか開かれていません。
さすが雪に恵まれた会津地方ゆえ、この偉業に貢献したということでしょうか。
というわけで、ゲレンデ周辺の徒歩圏内に宿泊施設が少ないのが、少し残念です。
車で出かければ機動力もあって、ゲレンデのハシゴができるので問題はありません。
他方、新幹線を乗り継いでJRで来た方は、宿泊先の送迎に頼るしかないのです。
それでも、この不便さを上回る魅力がゲレンデの規模にありますし、福島原発事故の風評被害で沈滞気味の地元を、冬は猪苗代のウインタースポーツで牽引してもらいたいと、思うのでした。
おまけ:
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