2022年3月19日土曜日

”Chao”はイタリア語の挨拶で、”こんにちは”、”さようなら"の時に使うけれど、本当に終わっちゃうのかな ー チャオ御岳スノーリゾート(岐阜県高山市)

平成15年3月22日滑走 
    
このゲレンデは、現在高山市になりましたが、昔は高根村に所在していました。
合併でものすごく広域な自治体になっていて、端から端までの距離が半端ない。

西端の庄川高原スキー場から、このゲレンデまで、高速を使っても車で二時間。
運転距離は約100キロにもなりますが、途中の国道がかなりの酷道になるんだ。

今現在、グーグルマップを見ましたが、一応、二車線は確保されているみたい。
それで、高山市街から旧朝日村・高根村の西側は、国道361号線を運転します。

非常に過疎地の印象が強く、朝日村などはまだ人が住んでいるなと思えるほど。
前日は飛騨高山スキー場で、そこから朝日村の道の駅まで走って野営をします。

一日で三ヵ所も滑ったので、既にくたくたで、ここまで走るとバタンキューだ。
日帰り温泉も見つからずに、とにかく体を休めるのが精一杯の強行スキー行脚。

早朝起きてから、一度走ったルートの戻り道をたどりますが、国道に道標発見。
それほど大きくないスマイルマークのChao!があって走りますが、意外に遠い。

右折で逸れて濁河温泉へ行く県道になっていますが、意外と距離もあり驚いた。
こうして駐車場に到着すれば、そこは標高1800メーターもあってハイランドだ。

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しかも、北側の斜面に広がっているので雪質も良くて、五月連休まで滑走可能。
そう言ううたい文句でしたが、ゲレンデ全体は初級、中級のコースレイアウト。

なので、ゴンドラ山頂駅から山麓駅まで一気に滑走できるのが、面白かったな。
上級のコースが少なくて、やや物足りないなと思った人もいたかもしれません。

それでも、三月下旬と思えないほどのゲレンデコンディションが楽しめました。
今現在は、御岳山の噴火が災いして集客が伸び悩んだため、休業状態なのです。

運営者の交代、施設の譲渡、復活クラウドファンディングの失敗など少し惨め。
今後、再会されるかどうかは未知数だけど、志賀高原より春スキーは良いかも。

というわけで、ここは、JR東海と地元自治体出資で設立された三セクビジネス。
どうも、おらが町の観光誘致と力んでみても、ウインターレジャーのブーム終焉と共に、厄介なお荷物となってしまい、今後の再開の見込みが年を追うごとに消え失せていくのは、少しかわいそうにも思う自分なのでした。



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