自分が秘密にして観察している、オオバウマノスズクサがやっと芽吹きました。
昨年末、地上部の株は総て枯れてしまい、生き残っているか心配だったのです。
今年の冬は、例年の暖冬に比べて、冷え込みが厳しかったせいもあるでしょう。
暖冬の年ですと枯れることもなくて、青々とした葉がそのまま生き残りました。
ですが、今年の寒さに耐えられなかったらしく、冬は枯れるのが分かりました。
これを考えますと、九州のような比較的温暖な地方では、常緑かもしれません。
ウマノスズクサも同じく、北限は東北地方で秋田の繁殖をネットで知りました。
なので、比較的寒さには強いようですが、それでも冬に地上部は枯れるんだな。
一方、地下茎はしっかり生きていますので、春になれば必ず芽吹いてくれます。
それで、挿し芽をした株も地上部が枯れてしまいましたが、漸く芽吹き出した。
掘り起こした数株は根もそれなりに発達していた中で、二株が顔をのぞかせた。
ネットでの栽培事例では二年目に入っても成長が緩慢で、ゆっくり観察しよう。
オオバウマノスズクサ |
急がば回れの例えもあるので、三年目に急激に成長するのを期待することだな。
実を言うと、ウマノスズクサを栽培する老婦人のお家が空き家になっています。
半年ほど人の気配が見当たらないので、ご夫婦はどうしたものかと心配なんだ。
ジャコウアゲハも繁殖していると聞きましたが、実際に見たことはありません。
そのお家がかなり老朽化しているので、解体されて更地になったらどうしよう。
そんな心配をしつつ、もし作業が始まったら、断りを入れて移植をしたいんだ。
本当は、近所の市民の森にウマノスズクサを植え、ジャコウアゲハを育てたい。
この蝶は、食草が限られていて、ウマノスズクサの繁殖は欠かせないのです。
というわけで、ネットの情報が少ない中、この植物の生態がはっきりして来る。
他方、草本のウマノスズクサは、挿し芽をしてもまだ芽吹いて来なくて、根の成長が芳しくなかったのかもしれず、今年は再チャレンジで地上の茎を少し長めに残して用土へ埋める伏せ根をすることで、かならず芽吹かせるような強い発根を目論もうとする自分なのでした。
追記:投稿を書いた後、我が家のウマノスズクサが芽吹いてくれました。
0 件のコメント:
コメントを投稿