ヤマガラ |
上さんが、近所の森でお腹の黄色い鳥を見たらしく、あまり見かけないらしい。
うちら夫婦はバードウォッチング好きで、近所に棲息する鳥は大体わかります。
なので、初めて見る鳥というのは、姿形が見慣れていないタイプと思いました。
上さんも、自分で野鳥図鑑を調べて、最初は”アカゲラ”ではないかと言い出す。
頭が赤かったので、そうなのかもしれませんが、この鳥は山間地に暮らします。
住宅街の場所にまで下りてくるのが不思議ですが、市民の森は格好の餌場かな。
キツツキみたく木の幹を穿って、穴から昆虫をほじくり出して食べる鳥なんだ。
その時、幹を連続してつつく音がドラミングですが、残念、聞いたことがない。
繁殖期の頻繁なエサ取り行動なのですが、別の鳥ではないかと思い始めました。
それに、この鳥はヒヨドリくらいの大きさで、やや大きくて目立ちやすいはず。
そうであれば、異なる鳥の結論になって、野鳥の同定は振り出しに戻りました。
一方、イソヒヨドリもお腹の黄色い鳥で、鳴き声を知っているので分かります。
別だと思いましたが、その内、野鳥図鑑から”ヤマガラ”ではないかという話が。
姿形を見ると、お腹も首の部分もオレンジ色をしていますのでよく似ています。
近辺にはシジュウカラが住み着き、マンションの中庭にまでよく飛んで来ます。
一方、ヤマガラはシジュウカラの仲間で、言葉のように仲間に合図を送るんだ。
しかも、シジュウカラは、言葉を学習して意思の疎通がある程度できるようだ。
それで、この事実を発見したのは日本人ですが、ちゃんと文法のあるさえずり。
多分、ヤマガラもシジュウカラと言葉を交わして、暮らしやすさで来たのかな。
そんな風に思いましたが、時間があれば市民の森へ出かけて探してみましょう。
というわけで、ジョウビタキの見間違いかもしれず、観察を続けることにした。
この市民の森には、小さな小川が流れているのですが、まれにやや大型のダイサギが飛んできたり、カワセミまで出現したりしているので、自然が残されていると思いつつ、アカゲラまで棲みついてくれたら、本当に自然の残された里山なんだろうなと、思うのでした。
アカゲラはこんな鳥 |
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