昔は、北海道民だったらプロ野球ファンであれば、ジャイアンツが相場でした。
北海道は、全体人口が550万人度ですが、札幌市は二百万人も住んでいます。
なので、プロ野球チームのフランチャイズが、一つはあってもいいはずでした。
だから、オーナー企業の日本ハムが拠点を移したので、道民は大歓迎しました。
まあ、北国なので積雪もあるから、雪が解けて地面が顔をのぞかせるのは四月。
シーズンが始まっても雪の降る日はあるので、ドーム球場がないと無理な分け。
それが、札幌市が建設した多目的ドームを野球場にできて、問題が一挙に解決。
全天候屋根付きだったので、安定してゲームができるようになった歴史がある。
もっとも、最近は、暖冬気味なので雪解けは早いとはいえ、問題だったのです。
ところで、日本ハムは、この札幌ドームから、本拠地を移転する予定なんだな。
近郊の北広島市に、屋根が移動する”エスコンフィールド”を建設中なのが凄い。
来シーズンからゲームを始めますが、ここで大問題が起きてしまったらしいよ。
それは、ホームベースからバックネットまでの距離が、3mも短いのが発覚だ。
アメリカの公式規則を翻訳した公認野球規則では、その距離が60フィートです。
なのに、建設中の記者会見では、50フィートだとして臨場感が増すと豪語した。
分かっていて設計したらしく、他方、自分は計算の間違いだと思っていました。
だって、日本人はメーター法で距離を測りますが、公式規則ではヤードポンド。
この規則の60フィートを計算するのに、1フィートの換算を勘違いしたのかな。
この換算で計算すると、60フィート当たりちょうど15メートルになってしまう。
そんな単純なミスだったのではと思っていたのですが、本当は確信犯でしたな。
というわけで、札幌市は札幌ドームのフランチャイズ契約を拒否していたなあ。
だから、一日二千万円の高額なレンタル料を払ってまでフランチャイズにできないのであれば。日本ハムが自分たちのフランチャイズ球場を作ろうとしたのは当たり前だし、札幌市は、先見性のなさ・危機感のなさ・仕事のできなさを露呈して挙句の結果だったとも思うのでした。
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