2016年10月8日土曜日

ラムサール条約で指定された道北のクッチャロ湖から、タイの干潟を思い出した -ドンホイロート海岸(サムットソンクラーム県) 

ドンホイロート海岸

潮の引いた干潟から、二三十センチほどの背丈で、棒がにょきっと立っていました。
このエリアは、メークローン川の河口そばなので、海水が混じる汽水域に入ります。

おそらく、マングローブの苗が、泥田のような土壌で育っているのだと思いました。
遥かかなたへ大きな干潟が広がっていますが、ただ、河口から少し離れた海岸です。

植物の生育に、塩分は大敵で成長を阻害しますが、よく育つなと不思議に思います。
確か、シャム湾は大きな内湾になっていて、塩分の濃度が高くないともいいます。

きっと、少し河口から離れたエリアでさえ、海水の塩分濃度が高くないのでしょう。
面白いのは、マングローブの一風変わった種子や苗を、見ることができる点です。

果実が母親の木(母樹)についている状態で発芽したものが、干潟に落ちて来ます。
中には、果実の中で発芽した芽が、飛び出して三十センチの長さに達してしまう。

それが重しとなって落下すれば、自然に柔らかい泥上の干潟に突き刺さるわけです。
なんというか、形状はしし唐か、グリーンアスパラみたいな鞘上の実なんですね。

そんな種類もあったりして、それが干潟に突き刺さったりして、枝葉が広がります。
こうして、若いマングローブは、ゆっくりと成長を続けていくことになるのですよ。

まあ、植物に水分は大切で、余分な塩分は、葉に貯めて落葉させる賢い植物なのだ。
一方、落ちた葉は干潟の栄養分となって、生き物たちに還元されるのかもしれない。

  
だから自然に自生できるのかもしれませんが、そんな干潟は生き物のゆりかごです。
よく目を凝らしてみれば、シオマネキのようなカニが群れを成して、散らばります。

それに、有明海に生息するので有名なムツゴロウと言う魚が、跳ね回っております。
胸びれを使い、這いつくばるように動き回っているのですが、何と豊かな生態系か。

どちらも、小さな生き物で分かりづらいのですが、レストランから眺めていました。
干潟の上にテラスのように張り出しているので、すぐ真下に動き回っているのです。

次に、この干潟でより大きな生き物がいるとしたら、それはサギやシギの水鳥です。時折、泥をつついては、ゴカイやイソメのような虫の餌取りをするのが見えます。

実にのどかな風景で、その中を漁師らしき人々が、木製の小船で移動していました。
獲物が何かは分かりませんが、このレストランで食べた炒め物の具かもしれません。

  
マテ貝とかミル貝のような炒め物で、それが目当てなのかもしれないと思いました。
この貝は、水管がひょろ長く、本体は地中深く隠れているのに、管だけが飛び出す。

物の本では、この穴を見つけて獲るのでしょうが、大量の塩を振り掛けるらしい。
すると、海の水が入ってきたと勘違いし、この水管が、ひょろひょろ伸びてくる。

それをパッと抜き上げるのだとか、まあ、そんな漁法もあるのかと感心致しました。
干潟の自然環境は、潮の満ち引きの繰り返しがある程度で、ゆったりしております。

こうして、ノンビリと時間が過ぎていく中で、マングローブも成長するのでしょう。
というわけで、この干潟もラムサール条約に指定されているのを、後で知りました。

この、海にも近いアンパワーを流れるメークローン川は、マングローブの一種であるランプーの木が多く生えて、この花蜜を求めてやってくるホタルが目当ての観光地としても有名なのですが、近隣には水上市場もあったりと、道北のクッチャロ湖た訪ねた後で、昔、かの地を訪ねたことを改めて思い出したりしたのでした。


おまけ:アムパワー水上市場の写真もあるよ

☆ラムサール条約に関係する記事も訪問してね!

中学の同級生だった網谷君が浜頓別へ転校したのを思い出しつつ、ローカル線と白鳥 について書いてみる - 国鉄天北線・クッチャロ湖(浜頓別町・北海道)

北海道の尾瀬と呼ばれる高層湿原は、本家に負けていない - 雨竜沼湿原(北海道)

スキーで商売できない時期は、尾瀬に向かう乗り合いタクシーの運転手 - 鳩待峠~尾瀬湿原(群馬県)


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2016年10月5日水曜日

タブレットがフリーズすれば、「スマイル学習(武雄式反転学習)」も怒りの形相に変わるよ~ん - アンドロイドタブレット・武雄市(佐賀県)



九月の三連休は、天気予報によると、あいにくの雨模様が続くとのことでした。
うーん、どこか旅行でもしようかと思っていたのに、全国区的に天気が良くない。

結局、ご近所の周囲をうろちょろして、後は食っちゃ寝て、食っちゃ寝ての日々。
することもないものだから、ネットでユーチューブや通販サイトを物色しました。

中でもタブレットを色々と探したのですが、amazonのサイトが充実しております。
購入者のコメントが、星付き評価となっているので、売れ筋がよく分かるのです。

それで、星がなかったり1個だったりするのは、二三日で壊れるような代物です。
この悪評に彩られた製品が、恵安と言うブランドでして、安かろう悪かろうみたい。

一方、ここのタブレットを、佐賀県武雄市が、ICT教育の一環で導入しました。
7インチ画面で、合計三千代以上になりましたが、その内、一割近くがクレイム。

二億円を投じ、鳴り物入りで小中学校へ導入したのに、白け鳥の惨めな結末。
所期の実験では、アップルのiPadを使ったのに、なんでアンドロイドに化けるのか。

どうも、武雄市は予算をケチりにケチって、購入を決定したのが分かっています。
総額で一億二千三百万円と、予算よりかなり割安になったのは、手柄でしょうが。

まあ、11校分のサーバーシステムと学習支援システムも必要だったからなのか。
担当者も、色々と検討したのかもしれませんが、中華タブレットは運の尽きだな。

使い初めて数分でトラブルが発生し、解決するのに15分も掛かってしまいます。
こうして、安物買いの銭失いを地で行くようなてん末に、授業崩壊のオマケ付き。

だから、アンドロイドOSは携帯用で、教育には向かないという偏見まで出始める。
一方、 教育現場を混乱させた中国の製造元は、ダンマリを決め込んだままです。

騙される方が悪いとばかりに、売り逃げようとした中国人の感性なのでしょうか。
恵安って、その品質を知っている人は分かると思いますが、バッタもんの世界かも。

しかも、教育現場のタブレットにデータを一斉にダウンロードすると、どうなるか。
サーバーのアクセスが集中して負担大きくなりすぎ、接続すらできなくなります。

踏んだり蹴ったり、悲しい導入劇になってしまいましたが、恵安は主犯じゃないよ。
インターネット活用は、単なる魔法の呪文じゃないから、最初の構想と規格次第。

その上、今回は入札より随意契約が先導して、出来レースと噂されておりますな。
一蓮托生さながら、売り込みを掛けた企業がタブレット屋と結託したのでしょうな。

パナソニックシステムソリューションズって、松下幸之助が草葉の陰で泣いてるよ。
なんで、中国に金を恵んでやって、ぼったくられるのかって言いたくなるよねー。

そんなことを思い出しつつ、そういえば、ドンキホーテのパチモンタブレットもあったな。
値段も格安5980円ポッキリで、オモチャレベルとしか思えないタブレットでした。

ただ、発売後、すぐに店頭から消えてしまって、探してもなかなか見つからない。
残念に思っていましたが、このアマゾンでは、何と六千円ちょっとの製品があります。

  
Azichiっていうブランドで、中華タブレットの典型だけど、星四つの大健闘ですわ。
ボロ糞の恵安より手堅い講評で、ユーザーもそれなりに割り切って使っております。

カメラもフロントの30万画素だけだし、7インチ画面は1024X600ドットと低め。
ディスクの容量も8GBと少ないので、アプリもそう多くはインストールできません。

メモリーも最低限の512MBだから、ネットのチェック程度ならOKでしょうか。
一方、OSもはアンドロイド4.4のキットカットなので、まだ新しいのが助かります。

グーグルプレイ搭載だから、アプリのダウンロードが手軽にできるのもうれしいな。
そんなことで、つい手が伸びてしまって、思わずクリックで購入してしまいました。

連休中、近所のローソンに届けてもらいましたが、実際の使い勝手は良好です。
著作権フリーの青空文庫を読んだり、それなりに使い道をすぐに見出しました。

というわけで、アップルが日本に開発拠点を置くご時世に、中華物の時代錯誤。
武雄市も教育推進協議会(座長=松原聡東洋大学教授)を設置したのはいいが、反日が際立つようになった国のタブレットを配布するようでは、TPOもわきまえない拙さが目立つばかりで、使い道すら分かっていないド素人、田舎者と指を指されても仕方がないのではと、思うのでした。



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2016年10月2日日曜日

北海道はもっと元気になれる!、だから冬の健康増進にスキーは欠かせません(その二) - 道北各地のスキー場(名寄ピヤシリスキー場ほか)

ピヤシリスキー場パンフ
グーグルドライブはこちらから

さて、名寄ピヤシリスキー場は、道北では異色の全国区ゲレンデとして有名です。
雪質で日本一を誇っていますが、それも氷点下二十度以下になる日もあるから。

この温度以下では、空気中の水蒸気が凍って、太陽の光に反射して輝きます。
これが、ダイヤモンドダストでして、サンピラーといって柱上に垂直に見えるのです。

正に、幻想的な自然現象(細氷現象)ですが、見ごろは、立春を過ぎた頃です。
名寄らしい冬の風景として、テレビでもよく紹介されていますので、ご存知でしょう。

一方、お隣の美深町でも、町の中でダイヤモンドダストが見られるのだそうです。
まあ、中頓別町や枝幸町歌登地区も二月の最低気温は、同じぐらいに厳しい。

だから、この一帯で見られる現象には違いなく、方やゲレンデの雪質も最高です。
一方、周辺のローカルスキー場は、ピヤシリとは違って、観光が目当てでもない。


以前、昭和村営スキー場の記事で、スキー条例の話題を取り上げていました。
それが好例でして、冬季の地域住民の健康増進、レジャーが目的なのですね。

ゲレンデのどれもリフトが一二本しかなく、スロープも多くて三本程度のレイアウト。
半日もいれば十分なのですが、学童がスポーツとして楽しむなら、十分でしょう。

代わりに、大人に取っては物足りませんが、お父さんお母さんは付き添い役です。
こうして、おらが町のスロープは健在で、自治体の管理から、条例も大事です。

どの町村も施行していますが、以前の記事では、ネットで見つかりませんでした。
今回、北海道のリフト一本勝負ゲレンデから探したら、出るわ出るわで大豊作。

北海道町村会のホームページに行くと、法務支援室コーナーがあり助かりました。
なんと、全道市町村の自治体規則・条例を、ネット上で閲覧できてしまうのです。

一方、これに関連して、閉鎖されたスキー場も二三発見してしまい、少し寂しい。
北海道なら、冬はスキー場があってこそ、地域住民の生涯スポーツになるはず。

そんな風に思いながら、先ずは道北のゲレンデを順不同で紹介させてもらいます。
加えて、条例を読めるサイトのハイパーリンクまで付け加えておきますので、お暇な人は、ふむふむ、北海道の町村はこうやって冬の間のスポーツ施設を運営しておるのだなとか、参考にしていただきたいのでした。


中頓別町寿スキー場(中頓別町)
中頓別町寿スキー場設置及び管理等に関する条例

音威富士スキー場(音威子府村)
音威子府村スキー場設置条例

枝幸町国設三笠山スキー場

天北スキー場(枝幸町歌登地区、2005シーズンを最後に廃業)

豊富温泉スキー場(豊富町)
豊富町温泉スキー場条例

美深スキー場(美深町)
美深スキー場安全管理規程

天塩町民スキー場(天塩町)
天塩町町民スキー場設置条例

猿払村営スキー場(猿払村)
猿払村営スキー場設置等に関する条例

幌延町東ヶ丘スキー場(幌延町)
幌延町東ケ丘スキー場設置条例

びばからすスキー場(剣淵町、2007シーズンを最後に廃業)

和寒町東山スキー場(和寒町)
和寒町体育施設設置条例

士別市日向スキー場(士別市)
士別市あさひスキー場(士別市)
士別市スキーリフト条例

名寄ピヤシリスキー場(名寄市)
名寄市ピヤシリスキー場条例

稚内市こまどりスキー場(稚内市)
稚内市体育施設条例

稚内公園スキー場(稚内市2006シーズを最後に廃業)

中川町民スキー場(中川町)
中川町民スキー場設置条例

興部町営スキー場(興部町)
興部町営スキー場の設置及び管理に関する条例

国設ほろたちスキー場(幌加内町)
幌加内町スキー場設置条例


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2016年9月29日木曜日

北海道はもっと元気になれる!、だから冬の健康増進にスキーは欠かせません(その一) - 道北各地のスキー場(中頓別町営寿スキー場など)

中頓別町寿スキー場(町のパンフより)

最近、上さんがブログの趣旨に沿った記事を書いていないと、文句を言いました。
確かに、”ゲレンデガイド”って標榜したのに、観光地の訪問ばっかりだってことです。

ただ、道北の旅先をつづった投稿は、実際、スキー場が見え隠れしております。
北方の雪国ですから、訪問した町村にも、小粒なゲレンデがあったということです。

車を知らせてドライブしていても、山の斜面が急に開けて草地に変わったりします。
多くは、この地域の主産業の酪農の牧草地なのですが、急な斜面もあるのです。

しかも、端には支柱が点在していて、どう見てもリフトの架設にしか見えません。
走りながら、上さんもあそこはスキー場かもしれないねって、話しかけてきます。

印象的だったのは、中頓別町の寿スキー場で、放牧地から斜面が競り出すのだ。
農地の一部を借りながらゲレンデを作ったような雰囲気でして、実に面白いです。

しかも、ゲレンデ入口までは砂利道で、路面も凸凹で状態がいいとは言えない。
おそらく、スキーシーズンは、雪がアスファルト役を果たす雪道に変わるのでしょう。

ゲレンデも市街から近く、この他、幌延町のゲレンデは市街に隣接しております。
豊富温泉へ抜ける道道が走っていまして、通り抜けたのですが、驚きました。

こうして、寒冷地の気候ですから、平地も根雪になるし、積雪には苦労しません。
だから、市街地のすぐそばにちょっとした斜面があれば、そこはゲレンデなのです。

しかも、市域住民がレクリエーションを楽しむためなので、大掛かりでもありません。
こうした、リフト一本だけの施設は、雪国に多く、そこに着目する人さえおります。

クリックで拡大して、ご覧ください

サイトは、”スキー場四方山話”というのですが、タイトルが”リフト★一本勝負!
そのものずばりでして、リフトが一本しかないゲレンデだけを特集しているんですよ。

特に道北地方では、地域住民の生涯スポーツが、ゲレンデの目的なのです。
つまり、雪が降ってゲレンデがオープンすれば、足繁く出かける施設ということです。

一方、首都圏の人間が、冬になれば泊りがけでスキーに行くのは、旅行でしょう。
お金を掛けてレジャーかつトラベルで楽しむのなら、それは非日常性の冒険旅。

こういった比較では、雪国の人から言えば、無理して出かける意味合いも無い。
その分、内地の人は可処分所得が高いから、金を使うっていう意味なのですか。

そう言えば、このスキースノボーランキングに登場する方は、大概内地の人です。
おいらは、たまさか仕事を求めて首都圏で働き続けてきたけど、道産子なんだ。

根雪を知らずにスキーに行くなんぞ、百年早いわ、出直して来いと言ってみたい。
それで、滑りのフォームがどうとか、シーズン前のトレイニングとか、どうでもいい。

こんな非日常より、本当の生涯スポーツは、このリフト一本にこそ核心があるんだ。
というわけで、握りこぶしで力説もしたいのですが、まあ、ちょっと落ち着きましょう。

もう少し話を続けてみたいところもあるので、続きは、その2へ譲ることにいたしまして、上さんのご高説に最もとうなずきながら、この投稿をしたためている自分がいるのでした。


おまけ:グーグルマップで拡大してみてもスキー場が分かる。

中頓別町寿スキー場
幌延町東ヶ丘スキー場

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