2021年5月21日金曜日

近所でアゲハ蝶の仲間が飛んでいるのを見ると、ミカン科の樹木があるからだと分かっていたが、この低木まであったとは - 山椒の木(ガーデニング)

見た目、分かりにくい
       
目が節穴というか、灯台下暗しだったのだと思いましたが、ウキウキしました。
だって、近所を散策していて、山椒の木を思いがけなく発見してしまったから。
        
上さんと一緒に、いつも歩くコースの途中で、何気なく低木の生垣に注意した。
おやっ、葉っぱがギザギザ状で、枝から二枚のペアになって密に生えています。

早速、葉を一枚ちぎって揉んでみるとレモングラスのようなの香りがしました。
柑橘類特有のさわやかな臭いで、正にフルーティーでかぐわしい香りがします。

間違いないとは思いましたが、念のために、証拠写真を撮って家に戻りました。
自宅で、画像を拡大しながら葉や枝を観察してみますと、特徴的な棘がないの。

なので、葉の香りと合わせて考えますと、仲間の朝倉山椒だと結論付けました。
この山椒は、西日本の兵庫県で発見されて、作物として広く栽培されています。

普通の山椒は、雄と雌の木に分かれるので、両方を揃えないと実を付けません。
なので面倒ですが、この種は突然変異で雌雄同株なので、一株で実を付けます。

このため、園芸品種としてもホームセンターで苗木が売られたりしていますな。
それが、自分の身近な行動範囲に栽培されていたなんて、驚くしかありません。

葉っぱをアップ

まあ、自分自身も育てたくなり、自然に生えている山椒の木を探して来ました。
近くの市民の森を散策すると、カラスザンショウだけはたくさん見つかります。

それらしいと思いながら実を採取すると、それはノイバラだったと判明したり。
結局、この半年、徒労に終わっていたのですが、何気に歩いて数分の場所だよ。

見つけてしまって興奮しましたが、丁度、実を付ける時期でグッドタイミング。
実は、撮った写真を拡大しながら観察していて、実らしいものを発見しました。

実のなる時期を知らなかったのですが、ネットで調べると五~六月だそうです。
なので、種が取れるかもしれないと思って、散歩に出かけて観察しましょうか。

というわけで、若芽はそのままとって木の芽として、おいしくいただけそうだ。
この山椒の木は、全然手入れがなされていなくて、他の樹木と混植されていて単なる生垣の木としか見ていなかったのですが、発見してしまうと価値のある植物として輝いて見えるほどなのが面白く、ついワクワクしてしまう自分がいるのでした。
      
おまけ:
もう一度、散歩がてら観察に行ってきましたが、対生の棘を見つけてしまった。
なので、朝倉山椒ではなくて、普通の山椒の木なんだろうと思います。




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2021年5月19日水曜日

手軽に水洗いできて、カーペット代わりに使う人もいますが、別な目的のガーデニングで使ったという五月連休の作業 - ジョイントマット(ガーデニング)

    
連休中に、ベランダのスタンドテーブルにジョイントマットを敷き詰めました。
今までは、3センチの巾木を固定せずに並べたので、鉢を置くたびに動きます。

このため、イライラしながら作業していたので、百均マットを買い求めました。
並べてはめ込み合わせつつ、はみ出した分はカッターで切り落として整えます。

以前、スタンドテーブルを投稿した時は、イボ竹の渡し棒が少なくてスカスカ。
なので、その上に板を並べつつ、縦長の鉢置きを置いて取り急ぎで使いました。

しかし、鉢の数を増やすと重くなって、支え棒が重量でたわむので心配なんだ。
なので、棒の数を増やして中心部に支柱を立て補強したりで、改造に次ぐ改造。

今回も、ジョイントマットを敷く前に、支え棒をもう一本追加したので大丈夫。
それで、ベランダの反対側にあるテーブルも、同じくマットを敷き詰めました。

最初のテーブルセッティング
ジョインマット敷き詰め
    
敢えて黒いマットにしたのは、春先の気温が低い時に吸熱で暖めるのが目的ね。
育苗用ポリポットを百均で買い求めて、種まきをしたら長めの鉢置きに並べる。

ポットは70個一組で売っていましたけど、柔らかいポットは植え替えに便利だ。
以前、百均で買った薄いプラの三号鉢では、苗を出す時に傷つけて具合が悪い。

薄いプラと言って硬くて、ヘナヘナのポットみたく、するっと苗を取出せない。
使いずらいと思っていましたが、以前、土に生分解されるポッドも使いました。

百均で求めましたが、最近はコストが上昇したのか、最近は見かけなくなった。
代わりに、ポリポットが売っていたんだけど、これってコメリから流れたのか。

まあ、園芸用品や種子も百均の重要なアイテムなので、店頭にあっても普通か。
というわけで、まだ気温の低い春先だし、保温用ビニールも被せておきました。

        
この角材、竹ひご、ネジ、など材料はすべて百均で買いそろえたもので、連休中のおこもり状態では、暇ばかりなので十分な時間を費やして、これからの充実したガーデニングライフに期待しつつ、頑張ってみたということなのでした。



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2021年5月17日月曜日

入院中をモデルにしたから、この肖像画を売って葬儀代金に充てた逸話自体、交流のあった芸術家をリスペクトして描いたのだろう - イリヤ・レーピン(画家・ロシア)

(Modest Mussorgsky, 1839 - 1881)
   
この作曲家ムソルグスキーの肖像画は、画家レーピンが描いた代表作品の一つ。
レーピンは、19世紀に活躍したロシアの画家で、移動派を代表する芸術家です。

ただ、この時代は、すでに写真が登場して肖像写真を撮影する人も増えました。
このムソルグスキーだって、撮影した肖像写真がありますが肖像画もそっくり。

だた、描いたのが入院中で死去の数日前という状況で、彼の病んだ姿がリアル。
この画家の描写力、画力に今更ながら感動しますが、代表作は他にもあります。

特に”ヴォルガの船曳き”という作品が有名ですが、社会を暗に批判しています。
特に本人自身が富裕な階級の出身でないためか、貧しい人々に目を向けました。

実は、作品が発表された時、小説家のドストエフスキーが書きの残しています。
”作家の日記”の中で、芸術における真実の勝利であるとして高く評価したんだ。

(Repin - Volga_Boatmen 1870-1873)
      
まあ、一般的には、社会秩序の矛盾や階層間の緊張を描いた画家と言われます。
そして、この鋭い写実が移動派と呼ばれる集団の画風ですが、なぜ移動派なの。

単純にロシア写実派で済みそうですが、本当は既存の芸術組織に反対したから。
当時、帝政ロシアの官製芸術が主流で、好きなように描けなかったのが実態ね。

このため、そういった制約の多い組織を嫌った画家たちは、新しい組織を結成。
それが自由思想の”巡廻美術展協会”であり、日本では”移動派”と呼んでいます。

それで、なぜ巡回なのかは、ロシア各地で主催した巡廻美術展に因んでいます。
なるほど、そういう分けだったのかと納得したところで、レーピンに戻ります。

実は、彼の業績では肖像画家としても高名で、作曲家も数多く描いているんだ。
社会的な写実がも多い中で、とりわけ、音楽関係者の肖像画が多いのが面白い。

特に、ロシア国民学派の作曲家では、リムスキーコルサコフ、ボロディンなど。
その代表作が上に挙げたムソルグスキーですが、中にはリャードフなる人物だ。

(Anatoly Lyadov 1855 - 1914)
         
さほど知られていない作曲家ですが、小規模な作品が多いのが理由のようです。
まあ、ロシア音楽と言えば、雄大で時に素朴な土臭さの作品を想起しがちです。

ところが、彼は”音楽の細密画家”と呼ばれる作風から、大規模な作品が少ない。
このため、人口にあまり膾炙していないと思いますが、特にピアノ曲が美しい。

ユーチューブで探し出せば鑑賞できるので、ぜひ聞いて頂きたいと思いました。
というわけで、冒頭の肖像画を見ると、なぜか”はげ山の一夜”を思い出します。

あの楽曲は、解説を読むとおどろおどろしさが印象に残るのですが、どちらかというとリムスキーコルサコフが編曲したバージョンでは、管弦楽法の大家の手によるものだけに洗練され過ぎたきらいがあり、他方、最近増えたオリジナル版の録音を聞くと、酒におぼれて体を壊しながらも鬼気迫る境遇で作曲したのではないかと思わせてしまうぐらい、正に土臭くスラブ的な作品だと思うのでした。
        
おまけ:レーピンが描いた作曲家達の肖像画

上段左から、リムスキ―・コルサコフ、ボロディン、キュイ
下段左から、アントン・ルービンシュタイン(2点)、グリンカ



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2021年5月15日土曜日

ハリウッドの映画産業が、ナチスのユダヤ人迫害から逃れた作曲家を引き寄せ、映画音楽のジャンルを確立させた功績 ― バイオリン協奏曲(コルンゴルド作曲)

Erich Wolfgang Korngold (1897 - 1957)
      
今やテレワークが常態化してしまった日々ですが、自宅でBGMを流しています。
一方、オフィスでイヤフォンをしつつ仕事をするのは、何となく憚られるもの。

なので、人の目を気にしつつも、ユーチューブでニュースなどは視聴する日々。
だけど、テレワークは、始業のテレビ会議に出席したら、後は聞き放題の自由。

なので、色々な音楽をユーチューブで探しては聞きながら、ながら業務の日々。
その中で、BGMですからクラシック、ジャズなどのジャンルの音楽が好ましい。

ただ、古今有名な大家の作品は聞き飽きていて、物珍しい作品を探したりする。
まあ、その中で発見したのが、ロシア国民学派であったり女流作曲家だったり。

特に二十世紀以降のクラシック作品が珍しくて、特にバイオリン協奏曲なんだ。
ジャンル的には現代音楽で、以前はバルトークの二番が好きで聞いていました。

それ以外には、アルバン・ベルクの作品も聞きましたが、聞く姿勢が必要なの。
つまり、現代音楽は鑑賞に体力が必要で聞き流せるような音楽でもありません。

音を楽しむと書いて音楽な分けで、気合を入れなきゃ聞けないなんて情けない。
なので、仕事用のBGMに現代音楽はダメで、そうなると後期ロマン派なんだな。

この時期のこういった作品は、楽壇から時代遅れとみなされがちで肩身が狭い。
でも、作曲家コルンゴルトのバイオリン協奏曲は、バーバーの作品と並び立つ。

まあ、ご本人はドイツナチスからユダヤ人迫害を逃れ、ハリウッドで活躍した。
なので、各楽章のモチーフを、自分の作曲した映画音楽から取上げていました。

第一楽章では映画「砂漠の朝」から、第二楽章は「風雲児アドヴァース」から。
第三楽章では「放浪の王子」のテーマで、独奏者に高度な技法が求められます。

サウンドトラック「放浪の王子(1937)」
  
まあ、世紀末ウィーンの残り香を漂わせ、濃密で抒情的な音楽語法による作品。
発表時、既に十二音技法などの無調音楽が主流でしたが、あえて逆行する作風。

最近では、あの名バイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターもリリースした。
なので、最近では重要な演奏品目に数えられるようになってきている感じです。

一方、映画音楽で残された数多くの作品も、ユーチューブでも聞けたりします。
これを聞いていて思い出すのは、「スターウオーズ」の源流がここにある感じ。

今や、このサウンドトラックは、クラシック作品とみなされているほどだから。
作曲したジョン・ウイリアムズは、子供時代に彼の映画音楽を聞いたのかもな。

というわけで、今やコルンゴルドは新ロマン主義音楽の代表的作曲家なのです。
本人は、自分の人生を振り返って、”私は忘れられたのだ。今の人々は私のことなどまったく知らない。”と侘しい言葉を遺していたのですが、映画音楽が出現して一世紀になる現代では、彼の作品もまたクラシックとして扱うのも正当な分けでして、再評価の意義は非常に大きいものだと思うのでありました。
    


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