スマホの画面大型化で、タブレット端末の人気が陰っているように思われます。
特に、7~8インチサイズは、OSに関係なく新製品が少なくなって来ております。
一方、ウインドウズのPCも「Surface型」のものがトレンドになっているみたい。
つまり、キーボードが着脱式の2 in 1化で、人気が移っているのかもしれず。
iPhoneなどは、5.5インチまで画面が大型化してしまい、まるで小型タブレット。
電話機能もない7インチタブレットは、ますます肩身が狭くなるかもしれません。
それでも、一万円を切ったタブレットは、対費用効果ならバツグンのものがある。
自宅の無線LANを使えば、部屋に備え付けで一台ずつ置いたって構わない。
寝っ転がって、インターネットで調べ物をしたり、息抜きに動画も見られます。
他にも、軽くゲームをしたり、そんな用途であれば、十分快適に使えるはずでしょ。
ネットでアクセスして電子辞書みたく使えるし、音楽の配信も聴いたりできます。
スマホの画面が小さめなら、デザリングしてタブレットの画面で楽しみましょう。
学校教育ではタブレットは当たり前 |
だから、このサイズは中途半端な画面で、存在意義を失ったと言うのは早計です。
むしろ、コスパに優れていて携行しやすいから、ビジネスの用途も使えるはず。
つまり、タブレットは目的を絞り込んで活用してこそ、それで役立つと思いました。
特に最近は、互換性の高いオフィス・アプリが各種出回っていて無料なのです。
ウインドウズを気にする必要もなくなり、アンドロイドでもビジネスに使えそうだ
その点では、そういったニーズにはまって、出張に持ち歩くのもぴったりです。
そこで、携行できる点がヒントになり、工場の中で活用しようと思い立ちました。
つまり、印刷資料代わりにタブレットに内容を仕込み、参照することにしたのです。
まあ、資料といっても、マニュアルや作業手順書・指示書だったりと色々です。
ただ、画面が小型なのを割り引けば、紙のA4サイズをそのままに移植できません。
もし、PDFリーダーで紙サイズを画面上に再現すると、活字がどうしても小さくなる。
両端のマージンをカットすれば、本文の文字も大きくなって、見やすくなりますね。
そうすると、オリジナルを加工しなくてはなりませんが、レイアウトが崩れそうです。
特に表や写真が入っている場合ですが、オリジナルの編集が厳しいケースもある。
そこで、簡単に手直しできなければ、印刷で不要な余白を裁断機で切り落とします。
これを元にスキャンして、出来た画像データを、PDFの作成ソフトで結合しなおす。
手間は掛かりますが、7インチ画面一杯に情報が表示されたので見やすいかな。
この点で、少し工夫が必要なのですが、作り出してわかったのは、パワポの画面。
このパワーポイント、最近のバージョンは、シートが9:16の画面比になっている。
これは、タブレットの画面と全く同じで、特にアンドロイド系は主流の比率なんだな。
しかも、7インチは画面も小さくて、なるべく大きな文字で箇条書きなのがベター。
そうなると、エクセルやワードで紙フォームを想定して資料を作れなくなります。
これからは、タブレットを意識した社内資料も、必要になってくるかもしれません。
しかも、説明の必要な項目は、ハイパーリンクで別のページに飛ばせたりできる。
これを、PDFのファイル形式で保存すれば、アクロバットで読んでも機能はOK。
つまり、資料のファイル形式として、デフォなPDFデータが活用できるのでした。
この他、画面の制約をカード型データベースにして資料を作るという手もあります。
エクセルで作った表を眺めるより、一つの要素に関わる情報をカードにまとめる。
表で作成した情報も、取り出すデータは行単位だから、大きな画面も不要でしょ。
つまり、カード型のデータベースは、依然として重要な意味合いを持っております。
だからと言うわけでもありませんが、マイクロソフトも隠しコマンドを用意しています。
エクセルには、Alt+D+Oのショートカットで、カード型の入力画面が出現するのです。
しかも、Altキーを単独で押すと現れるショートカットキーに、Dがないのが不思議。
本当の隠しコマンドだというのが分かってしまって、必要に迫られていたのかな。
思い出せば、三十年以上も昔、DOSで動く”Card”なるソフトが、人気になりました。
自分も会社で利用したのを思い出しますが、似たようなニーズは未だ健在です。
そういう背景じゃないかと思いますが、タブレットでこのキーは操作が出来ません。
結局、カード型の画面をキャプチャーして、パワポに貼付けるという荒業を駆使。
出来上りのシートに目次からハイパーリンクで、必要な情報を見に行くようにする。
というわけで、7インチ用の業務内容確認マニュアルをこさえたという次第でした。
カード型の情報管理は、温故知新でひとつの情報管理手法だって言うのを改めて再認識した分けでして、昨年、Azichiっていう会社の六千円ちょっとで買ってみたタブレットが、私物とは言え、立派に会社の業務に役立つのが分かったのは、恐るべし格安タブレットと思ってしまったのでした。
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