多分、ヤマノイモの苗だと思う |
秋の季節に入る目前に、せせらぎ緑道の草刈り作業が行われてしまいました。
ムカゴのあるヤマイモ(自然薯)、自然に生えたナガイモなど、つる性植物は全滅。
早乙女花の種も取ろうと思っていたのに、金網フェンスはさっぱりときれいです。
跡形も無く、きれいに刈り払われて少し残念ですが、実は、彼らは不滅の植物。
地上部の枝葉が刈り払われても、地下茎はしぶとく生き残っていて芽を出します。
そこで、これを目当てに、このフェンスに沿った花壇へ、目を凝らして散策します。
すると、何のつるの種類かは分かりませんが、かわいい葉を出した芽を発見です。
これはラッキーと思って、掘り出して家に持ち帰って、育ててみることにしました。
ただ、こういった植物は、地上部に比べて根がかなり長くなっており、要注意だな。
幸い、土は適度に鋤き返されており、土もやわらかく、ぐっと手を入れてみました。
すると、根をかなり残して掘り出せたので、植え替えたとしても育ってくれるはず。
それで、家まで持ち帰って、きねんに写真を撮影しつつ、植え替えを実施しました。
見れば、少し太めの根っこは、もし自然薯ならば、イモになる部分かも知れません。
そう期待が膨らんできまして、毎日、育てよと声を掛けつつ、水をやっております。
さて、こういったつる植物は、里山の林道沿いや河川沿いの土手によく自生します。
やや湿った土壌を好むようで、条件次第では公園の植え込みでも生育するとか。
ならば、このせせらぎ緑道の花壇は、多少日当たりが良くないので、ぴったりです。
だから、夏を越して、フェンスにつるがびっしりと密生するのも、納得できてしまう。
そして、こぼれ落ちたムカゴや種が新芽をつけるのかも知れず、これが加わります。
こうして、秋に入れば、つる植物天国となりますが、最後は草刈で一巻の終わり。
そして、翌年また生えて来ての繰り返しで、根絶は無理そうでいたちごっこでしょう。
一方、市民の森の散策路には、季節に応じた植物や昆虫が暮らしておるのですよ。
ツリガネニンジン(結構かわいい花) |
ツメクサとミズヒキ(一部の散策路に群生地がある) |
ホトトギスも咲き出しました |
シウカイドウもまだまだ開花中 |
ホタルガは結構見かけます |
セミの抜け殻が残っていたりして |
市民の森の北側にある果樹園(柿) |
民家の庭で見るザクロ、秋だなあ |
というわけで、飯島市民の森は、我が植物研究のフィールドとして、貴重なのでした。
ただ、クサギの花の結実を楽しみにしていたのに、草刈のせいで、ばっさり刈り取られてしまっていたのを発見したりすると、つる性植物に同じく、残念に思わずにはいられなくなりますが、来年はそれから逃れた花が実るかも知れず、それはそれで、来年の楽しみなるのだろうと思うのでした。
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