2018年11月14日水曜日

なぜか、身延山、吉野山、カルーセルエルドラドと結びついてしまった三題話の世界だよ - 身延山ロープウェイ(身延町・山試験) 

富士山が綺麗でした

身延山ロープウェイに乗ると、開通55周年を迎えたとPRされていました。
それにゴンドラのインテリアに木材も使われており、レトロ感にあふれます。

それで、現在のゴンドラは二代目ですが、交代したのはおよそ四十年も前です。
だから、古めかしい印象は拭えませんが、日本最古のロープウェイはどこかな。

早速、ぐぐったら吉野山ロープウェイと紹介されており、機械遺産の認定です。
それで、この認定は機械学会が行いますが、文化的遺産を後世に残すのが目的。

国内の機械技術で歴史的意義を持つ装置等を指定しますが、これで思い出した。
まあ、自分の勤務先も、平成28年に認定された大正八年製の大事な機械がある。

この指定のせいでしょうか、ショールームもずい分と綺麗に新しくなりました。
受付に並んで、でんと認定製品が鎮座していますが、百年企業だけはあります。


それだけ由緒のある企業になったというわけですが、一般見学者も増えました。
前回投稿した、ゆるキャラ”タッチー”君ですら、児童と一緒に工場に現れるな。

そんなこともあってか、機械遺産というのは、企業にとって技術力の証明です。
そして、この登録された企業を見ると、創立で百年を迎えた会社も多いのです。

中でも吉野山ロープウェイを納めた安全索道は、同じ創立百周年を迎えました。
認定時点でも現役で稼動しており、安全索道のメンテも良かったのでしょう。

当時のわが国の材料力学、金属材料技術の優秀さを示す証拠ともいえますね。
導入された鋼索もロックド・コイル・ロープで、現在に引き継がれています。

ところが、昨年の事故で補修工事を行ったものの、老朽化が判明してしまった。
結局、資金難もあって已む無く無期限運休になってしまったことは、残念です。

クラウドファンディングで、乗物、機械、歴史オタクから資金を募りましょう。
そうすれば、修理費用ぐらい簡単に集まりそうだけど、営業から八十年以上だ。

それだけ古くなると施設全体の老朽化が否めず、再開は難しいかもしれません。
一方、平成22年に認定された豊島園の回転木馬が”カルーセルエルドラド”だ。


二十世紀初頭のアール・ヌーヴォー様式の装飾が施された芸術作品だそうです。
元々は米国にあった遊園地の施設でしたが、豊島園が買い取り再生したもの。

これだって明治41年に製作されたのを、原形どおり忠実に修復したんだからね。
昭和46年以降、現在も動き続けているのはお見事で、乗ってみたくなりました。

というわけで、この遊園地のエープリルフール広告”史上最低の遊園地”が秀逸。
この遊園地は、三十年近くも前から、自虐を逆手にとった鮮やかな反撃の広告を打ち出す戦略が有名で、一般消費者の注目をいつも集め続けていますが、このオリジナルすぎる広告が花開く進取な気持ちがあるからこそ、温故知新で回転木馬も使い続けようとしたのだと思いますが、そういう企業だからこそ、百年企業になるかもしれないと思ったのでした。

パンフの中身はこちらから

おまけ:としまえんの広告、史上最低の遊園地のコピーが傑作

・楽しくない遊園地の鏡として有名な豊島園は、ことしも絶好調。
・つまらない乗物をたくさん用意して、二度と来ない貴方を心からお待ちしてます。
・サイテー。 おろせ! 金返せー。
・各方面から非難殺到! 異口同音に「情けない!」
・パパー。早くお家に帰ろうよ。 子供は正直。 お父さんはカタなし
・「今日は4月1日です」



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村           にほんブログ村             にほんブログ村   




0 件のコメント:

コメントを投稿