平成6年1 月2日滑走 |
”たらのきだい”と平仮名書きにせざるを得ないほど、JIS第3水準のレアな漢字。
“木へん”に「荒」と書いて”たらのき”と読みますが、山菜料理でお馴染みなの。
天麩羅、酢味噌和えなど、ほろにがさが春の息吹を感じますが山菜の王様です。
非常に人気が高く、日本各地の山野に自生している「たらの木」の若芽でした。
天然ものは四~六月にかけてが旬で、ビニルハウスのふかし栽培も行われます。
そんなことを思い出しながら、ゲレンデは山形県の庄内平野南部にありました。
まあ、漢字が難読み、きれいさっぱり、平仮名で通用させてしまったみたいよ。
だって、ネットで国土地理院の地図だと、たらのき代の地名になっていました。
JIS第3水準 |
ここはベースの標高が二百メーターちょっとしかなく、里山ゲレンデそのもの。
地形的には降雪の多い場所のようですが、庄内平野から見えるゲレンデらしい。
夜になればナイター照明のおかげで、遠目でゲレンデがおぼろげに分かるとか。
リフトもファミリースキー場ですから、ゆっくりのんびりと登っていきました。
のんびりしたローカルゲレンデだと思いつつも、当日の混雑が半端ありません。
親子連れがわんさかで、リフト一本のため一時間近くも並ぶ羽目に陥りました。
でも、その割りにリフトもスロープも短いし、がんばって並ぶ魅力があるのか。
多分、ナイターの夜景が広告になって、鶴岡、酒田から滑りに来ていたのなあ。
まあ、庄内平野にめぼしいゲレンデがないためですが、あるとすれば羽黒山か。
そこを滑ってから立ち寄りましたが、道路マップで見つからないほどローカル。
当時はカーナビもないし、しかも、ゲレンデガイドに書いた住所がラフなんだ。
山形県田川郡櫛引町大字たらのき代では括りが広すぎて、道路標識が欲しいよ。
グーグルマップで見っけた |
闇雲に走り出したら偶然にも見つけたのが、この道路標識でラッキーでしたな。
そして、なんとかたどりついたら、ローカルスキー場とは思えない盛況で驚き。
というわけで、滑走のコレクションに加えられて、よかったと思う次第でした。
ところで、正月連休になっても、極端な雪不足で営業できない年があるみたい。
庄内日報という地元ローカル紙でも、記事で紹介していたほどなのですが、それなりに新聞記事のネタとして扱われる分、おらが地域のゲレンデなんだというのも分かって、当時、それなりに混雑したのも、むべなるかなと思ったのでした。
おまけ:
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