出勤前、朝ごはんにコーヒーを飲む日課なのですが、香りがかぐわしい。
アロマっていうのか、ブルーな気持ちで出勤したくない日も吹き飛びます。
それで、上さんが言うにはドリップし終わったかすが、大量に出るらしい。
何かに使うとしても、せいぜい消臭剤代わりぐらいにするしかないかなあ。
コーヒーの粉は多孔質で、微細な隙間があるから匂いを吸収してくれる。
物資として嫌な匂いも分子ですから、この穴に吸着されていくということ。
昔、冷蔵庫の嫌な匂いを取ってくれる”キムコ”という商品がありました。
今だに販売中ですが、昔の椰子殻活性炭がゲル状吸着材に変わった。
ブランド名は生きていても、世の中の技術は日進月歩で素材も進化だ。
それでかすを見ていたら、ガーデニングの土にならないかと思いついたの。
ネットでググってみたのですが、かすは強い酸性で植物によくないみたい。
しかも、カフェインなどの成分が植物の生育を阻むらしく、除草剤にまで。
なので、土壌に悪影響を及ぼすかもしれず、ちょっと神経質になるんだ。
だけど、コーヒー粕で肥料を作る説明もあって、全くの毒ではないようだ。
どうも、肥料にするメリットは、臭いを吸着する特長を活かしたものらしい。
一方、土に混ぜて使用するぐらいなら大丈夫という紹介記事もあった。
まあ、園芸用の土を全部コーヒーかすにするのは、想像できない話です。
腐葉土がメインで、それに一割か二割ぐらい混ぜ合わせて土壌づくりだ。
多分、土壌が酸性化するので中和剤として苦土石灰をまくのが無難。
自分の買ってきたのは、粒状なので小さいすり鉢で粉にして撒きました。
これに、百均で買った肥料もペレット状なので粉砕して撒くなど一工夫。
こうすれば、土壌の中へ吸収してくれると思いますが、すぐには使わない。
この肥料の原料ですが、成分を見たらコーヒーかす・茶殻とあり驚いた。
つまり養生次第で肥料にもなるし、植物の育つ土壌にすることもできる。
そこで深いバットに土を攪拌して混ぜ合わせると、ビニールをかけて保存。
来年の春に向けて時間をかけて養生しつつ、時々、土を混ぜ合わせる。
最短でも二三週間はそのままで、後はビニール袋に入れて封をします。
まあ、土壌の中の微生物が呼吸できるように、爪楊枝で穴を空けます。
この土づくりでは、新しい腐葉土でなくて使い古しの鉢の土もあります。
この時は、良い土ができると信じて土壌改良剤を混ぜ合わせるのも手。
言い忘れたけど、クワガタ飼育のクヌギおがくず・昆虫マットも使いました。
これはセリアの百均一で買ったんだけど、混ぜる材料なら好適でしょう。
というわけで、混ぜ合わせる肥料も、油粕などいろいろと試してください。
こうして、ただコーヒーかすを廃棄するだけではなくて、土づくりの成分の一つとして加えられるのであれば、園芸用の土のリサイクルにもつながるのだから、エコなガーデニングだと思うのでした。
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