やっぱ、コロナ罹患者を会社から出すのは風評被害もあって、避けたいところ。
政府の対策基本方針で、産業界にもテレワークや時差出勤を働きかけましたな。
まあ、ここ一二週間は山場らしく、通勤時の接触感染を防ぎたい趣旨は分かる。
だから、日本国の企業はこぞって時差出勤なる月並みアイデアでチャレンジだ。
以前、フレックスタイム制を流行り病のように採用した企業が多かったからね。
それで、結局、導入してもあまり意味がなかったのか、沙汰止みになった記憶。
自然消滅に近かった感じもするが、今回は人の生き死に関わることだし真剣だ。
だから、時差出勤と改名して導入したのだろうが、コアタイムはそのままです。
なので、当社も10時から15時をコアにして、それ以外は一時間刻みで設定。
一番朝速いパターンは、オフィスが開く七時半からになって、帰りは四時過ぎ。
こうして、通勤時の電車内での混雑を回避すれば、交差感染の回避に期待です。
それで、その結果はどうだったのかというと体感的には冒頭のように落ち着く。
結局、混雑は変わらなかった印象になり、口の悪い人は意味ないじゃんと呟く。
普通、パーソナルスペースを犯されたと感じるのは、相手が一メーター以内か。
ただ、通勤時にはそんな間隔を保てないから、押し合い圧し合いになりますな。
体が容易に触れ合う密着度で、ごく親しい人だけに許される距離感なんだそう。
これを密接距離と呼びますが、普通なら忌避感が発生しますが通勤は違います。
まあ、働きに出かける途上という目的が一致した結果、我慢できるのだろうか。
一方、今回の時差出勤で、ゆったり出かけられる期待感が湧いたらどうなるの。
多分、通勤時に我慢していた距離感が解放されるから、その間隔が広がるかも。
そうなると、今回の時差出勤で通勤しても混雑している印象は変わらないはず。
というわけで、通勤客は混雑の錯覚に捕われるという独断の結論に至りました。
時差出勤したとしても、対人距離から見て交差感染の危険度は、決して減ったわけでもないし、むしろ混在度が緩和して、車両内の通気がギュウギュウ詰めより緩くなって流れやすくなっているのであれば、結局、その可能性が逆に上昇したのかもしれず、結論は、コロナに罹りたくなければ働かずに自宅に閉じこもって籠城するしかないと、思う自分がいるのでした。
正直な告白:おじじは徒歩通勤です。命が長らえそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿