平成5年2月13日滑走滑走 |
湯之谷薬師の地名だから、お薬師さんの寺院と温泉があると思っていました。
ところが行ってみれば、滑ったゲレンデしか分からず、この二つは謎のままだ。
ゲレンデは平野からせり上がった里山の斜面を利用して、ちんまりしています。
当時は湯之谷村でしたが、周辺は一村一品運動みたいにスキー場が点在。
索道距離も五百メーターに満たなくて、上級・中級のコースも揃っています。
それなりに楽しめるという点、このスキー場の特長といえばそうかもしれない。
オープンは昭和55年でスキーブームに便乗してあやかろうとしたのでしょう。
それとも、冬場の住民の保健体育の向上・レクリエーションの目的だったのか。
今となっては分かりませんが、スキー条例も制定してリフトを掛けたのでした。
実にローカルな印象がそのままでして、当日はピーカン照りで楽しめました。
それで、グーグルマップを見ていたら、ゲレンデ脇に日帰温泉施設を発見だ。
ゆ~パーク薬師というのですが、滑った当時は見つけられなかったのかもね。
とにかく、帰りがけにどこかで一風呂浴びたかったのを、未だに記憶している。
まあ、湯之谷って言うぐらいで、温泉が湧いていたのはこれで分かりました。
山頂の木立が整理されております |
一方、お薬師さんはどこにあるんだろうと思いましたが、なんと山の名前なの。
このスキー場のリフト山頂駅から西側の小高い頂きが、薬師山というらしい。
ネットで探して、実際に薬師様を奉ったお堂も拝見できましたので納得です。
標高は二百五十メーターほどで、全国にある薬師山もさほど高くありません。
全国には数にして二十峰あるのですが、薬師岳ともなればアルプスですよ。
北アルプス立山連峰の名峰に加えて、南アルプス鳳凰三山にもありますね。
何れも若い時に登りましたが、高くても低くても信仰の山には違いありません。
湯之谷薬師もお堂があるくらいで、近在の人の信仰を集めていたはずです。
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というわけで、このゲレンデ、スキーブーム渦中にあって大混雑していました。
リフト待ちの時間をわざわざ計算して、回数券を買ったほどで正解でしたな。
小学生の子供たちがたくさん滑りに来ていたし、斜度がほとんど無い遊び場の雪原では、ご父兄がプラスチックのボブスレーソリに子供たちを乗せてひっぱったりしていて、その光景は、なんとも雪国の休日に似つかわしい、アットホームな雰囲気を感じさせてくれたのでした。
おまけ:
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