毎年、アゲハの幼虫に葉を蚕食されて、なかなか育たたない夏みかんの木です。
今年もたくさん産卵していきましたが、見た通り、葉の枚数が絶対に足りない。
だから、蛹になれてもせいぜい一二匹のはずが、何と五匹も孵化していました。
だから、葉っぱの餌の取り合いになったのですが、これはいけないと考えます。
まあ、最終令になった緑色の幼虫を、そばのヘンルーの木に疎開させれば良し。
以前も引っ越しさせたら、ヘンルーの葉を拒まずに食べてくれたので移住成功。
だけど、今回は移住させた一匹が、どうしても毛嫌いして逃げ出そうとしたの。
挙動不審のまま動き回るので、これは食べてくれないと思って元に戻しました。
ですが、このまま葉っぱの餌が少なくなって飢えてしまうのも忍びない思うな。
なので、他の一匹を移動させてみたら、動き回ってもその内に落ち着きました。
どうも、最終令になりたてより、もう少し成長した後の方が移動できそうです。
蛹になるために、食べられる餌のえり好みより、食べられたら食べるのだろう。
夏みかんよりはヘンルーダの方が、葉も柔らかくておいしそうな気もしますが。
ただ、今年のヘンルーダは植えてから四年目なので、そろそろ寿命が来ている。
そのため、植え替えで挿し芽を作って育成の最中ですが、蛹にはなれるだろう。
こうして、四匹が成長して蚕にまで育ってくれそうな気配ですが、楽しみだな。
それと、今年はコンパニオンプランツを増やしたので、ベランダの虫が少ない。
二種類以上の植物を一緒に栽培することを「混植」と言いますが、正にこれだ。
ただ、鉢植えなので鉢を隣同士にする程度で、用土の「共存作物」でもないな。
元来、多くの植物はアレロパシーという生理機能を持ち、自らを守るものです。
つまり、植物全体から放出される物質で害虫や他の植物を近くに寄付けません。
そんな防衛機能がある中で、お互いに作用しあえる相性の良い植物なのだろう。
ところで、ベランダには、ローズマリー、小ネギ、トウガラシ、ニラを栽培中。
というわけで、特有な臭いのある植物なので、虫たちも毛嫌いして近寄らない。
こちらとしては、収穫できるのを楽しみにして植えているだけなのですが、それが他の植物たちに虫を近づけない良い作用を思っているのであれば、来年も、同様に栽培し続けてみようと考える自分なのでした。
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