上さんは、下北半島観光の締めくくりに大間岬に行くと決めていました。
自分は、大間でレンタカーを借りたら、大体の旅程まで考えておきます。
なので、どの食堂が美味だとか、めぼしい観光地とかは上さんの仕事。
出発するまで、折に触れてネットで探し当てた情報を紹介してくれます。
そこで、大間岬も訪ねたいと希望していたので、仏が浦観光から直行。
その前に、漁港そばの”ちょこっと”というお店で、”うにぎり”を頬張ります。
具が塩ウニで岩海苔が撒いてありましたが、小腹を満たして充分だな。
その後、大間岬に向かいましたが、佐井村からはそう遠くはありません。
レンタカーを返すまでに十分な時間があるので、無理をせずにドライブ。
大間の市街を走ってみますと道が狭くくねっていて、活気が見られない。
どうも、国道バイパスができたおかげで、大型店舗は移っているようです。
なので、ちんたら走りつつ、カーナビに従って運転すれば、岬はすぐそこ。
一度は、家並も途絶えてしまいますが、近づけば改めて家並が現れる。
観れば、ほとんどが土産物屋さんで、観光スポットの一つのようでした。
確かに、駐車場も複数あって、観光客も大勢が押し寄せるのでしょう。
「ここ本州最北端の地」と刻まれた碑も建っていて、正に最果ての地だ。
まあ、そんな気分を味わっていますと、どんどん観光バスがやって来ます。
その内に、観光客が激増して、岬のモニュメントでは記念撮影ラッシュ。
それも終われば、いらっしゃいと客寄せの声で土産物屋が大繁盛です。
自分も面白がって行くと、山本秀勝さん等身大パネルがお出迎えだ。
大間のマグロ漁師さんですが、テレ東が密着取材してきた有名人だよ。
なんでも、この大間観光土産センターでは、山本秀勝グッズを販売中。
なかなかの商売上手と思いつつ、晴れ渡った空に燕も飛んでいました。
ここかしこに巣があるようですが、巣立も始まっている初夏の一日です。
という分けで、最後には本職のマグロ漁師さんからお話を聞きしました。
クルマを返却して、バス停で待つ間、向いの家の漁師さんと談笑したのですが、最近は漁獲量が決められているので、仕留めたマグロがどんなに大きくても、身の付き方が悪いと思えば、海に捨ててきてしまうのだそうで、そこは、博打みたいな賭けと同じ商売だと感じてしまったのでした。
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