下北半島の大間町と、海峡を挟んだ函館市を結ぶ航路は、赤字続きです。
だから、代替え船の工面が難しかったのを、町が肩代わりしたほどなんだ。
船の名は大函丸(だいかんまる)で、指定管理者は津軽海峡フェリーだ。
実は、契約期間が今年度で終了したのですが、自治体が継続を決めました。
なのえ、新年度からは、運航経費を新たな指定管理料として支払う体制ね。
費用は馬鹿になりませんが、自治体も経済的に交通ルートは欠かせない。
観光客の往来は当然でしょうが、町民が函館へ通院できるメリットがある。
しかも、災害時の避難手段としての役割まで期待されていると言います。
大間港フェリーターミナルで見たのですが、結婚式ポスターが秀逸だった。
だって、結婚式を函館で挙げましょうというPRで、なるほど納得した。
下北半島では、むつ市が中心都市ですが、函館に比べると規模は小さい。
一方、函館市は、歴史を感じさせる港町で、ロマンチックな雰囲気もある。
こういう場所で結婚式を挙げたくなるものですが、ネットも紹介が多い。
市内で人気の結婚式場ランキングTOP5と、紹介されているぐらいでした。
そして、人口25万人の道央地域の中核都市ですから、医療機関も充実だ。
そうなると、フェリーを使って函館へ渡ると言うのは、普通にありえる話。
それで、このフェリーターミナルの二階に、”媽祖”様が祀られていました。
この神様は、十世紀後半、福建省沿岸部に住んでいた巫女さんが起源です。
この地方の船乗りから、信仰を集めて航海守護の神にあがめられたらしい。
台湾や東南アジア各地で媽祖廟が祭られていますが、この街も同じなんだ。
黒マグロ一本釣りのメッカですから、漁師さんの安全祈願は欠かせません。
ここでは、天妃神として大間稲荷神社に拝殿が祭られている説明があるな。
この神様は、十九世紀末に台湾の北港朝天宮より分霊された媽祖様なのだ。
天妃様行列のお祭りまで、町が挙行していて、神様まで国際化している。
というわけで、四十年ぶりのフェリー航路で色々と楽しめたお話でした。
それで、このフェリー運航時間が、大間発が朝の七時出港と早く、帰りは夕方の五時半到着なので、正にフェリーで出かけて函館で用足しなんだなと、思ってしまったのでした。
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