以前、ワスレグサの種子を投稿しましたが、どうも植物が違っていたようです。
確かに、この花の個人宅で、ヤブカンゾウがきれいに咲いていたのは事実です。
ところが、写真で取り上げた花は、色こそ同じでも花の形が小さく違っていた。
今年も開花してすでに結実していたので、少し種子を失敬させてもらいました。
それで、違和感が昨年より強かったので、グーグルで写真検索をしてみました。
最近は写真で植物を特定するのが、非常に的確になって間違えが減っています。
それで、この花も一発で特定できて、その名はハブランサス・アンダーソニー。
ヒガンバナ科の仲間で有毒で食べられず、他方、ワスレグサは食用なのでした。
対照的な植物ですが、ガーデニングの夫人も勘違いしていたのは事実のようだ。
というわけで、自分も真に受けて種子があるので栽培すると躍起になりました。
早速種まきをしたら、細い葉の葉が出てきたのですが、残念処分してしまった。
というのも、マンションの修繕工事で、ベランダにあった鉢を始末したのです。
まあ、その後、実際に咲いていた花から、改めて種子を採取したところなんだ。
なので、説明したように色々と疑問も湧いてきて、ググってみたという次第ね。
すると、全く別種の植物だというのが分かったのですが、南米原産の外来植物。
地球の裏側パラグアイ辺りから来た園芸種だそうで、日本のあちこちに逸出中。
平べったく小さな種で風で飛びやすいから、分布をこれから広げるのだろうか。
そのうち、気が付いたら、ナガミヒナゲシみたいに侵略的外来種になるのかな。
雨の後、ヒガンバナと同じに急に芽を出して花が咲くタイプで、繁殖力は旺盛。
乾いてやせた土地から開花していたを見ると、育てやすいのかもしれませんな。
この植物、グラウンドカバーのような扱いで栽培すると役に立つかもしれない。
タマスダレと同じ時期に咲き、草丈も低いので花壇の縁取りに向いているかも。
というわけで、別名はレインリリーで、チェリーピンクの花と混植はどうかな。
ただ、帰化植物なので、自分としてはヒガンバナの同じ仲間でも”キツネノカミソリ”を日本の野生種として推したいところで、向かいの市民の森でも数は少ないですが咲きますので、ぜひ写真撮影をしようと思った自分なのでした。
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