2026年8月29日土曜日

ナチスの鬼畜どもに、人の命を石ころのようにもてあそばれても、創造の源泉は枯れることがなかったのだろう ー ギデオン・クライン(ホロコースト犠牲者)

          
欧州の人名やキャラクター名で、ディズニーのアニメ映画にも登場して来ます。
その記述ですが、『旧約聖書』に編纂されていて”破壊者”を意味しているのだ。

そんな名前ですから、普通の人にも名づけられて、かの人物がそうなのでした。
どちらかというと、その名を聞けば、ガンダムのジオン公国の軍人にいそうだ。

そんな気がしてきますが、この方は、若くして命を落とした作曲家なのでした。
悪名高き、ドイツナチスが運営したユダヤ人の強制収容所における犠牲者です。

享年はまだ若い二十五歳、これからの才能を期待されていたのかもしれません。
ホロコーストの犠牲者には違いなく、しかも強制収容所で作曲されていました。

遺作をユーチューブで聞くことができるのですが、”String Trio”は傑作だろう
なぜ、強制収容所で作曲できたかのは、ナチスの巧妙なプロパガンダなんだな。

当時、ナチスはチェコの保護領で、ユダヤ人を排除する政策を強く進めました。
そのため、強制隔離の目的で、テレージエンシュタット収容所が設立されます。

それで、こここに有能なユダヤ人芸術家が移送されて、音楽家たちもいたんだ。
まあ、ユダヤ人の保護という名目は、あくまでもプロパガンダに過ぎないのだ。

しかも、ユダヤ人入植地だと偽り、国際赤十字社に公開したあくどさもひどい。
査察官が到着すれば、当日には広場でサッカーの試合が行われて盛り上げます。

かたや、公民館で子供たちのオペラも開催され、赤十字社を騙したとあります。
そんな中で、収容された作曲家たちは、どんな思いで作曲していたのだろうか。

想像するしかないのですが、彼の作品は張り詰めた緊張感で満ち溢れています。
というわけで、もし奇跡的に命びろいしたのであれば、旺盛に作曲しただろう。

彼は、その後、悪名高いアウシュヴィッツ強制収容所に移送されましたが、さらに別の収容所に移された後に、おそらく1945年の1月に25歳で死去したとあっり、没した年月まではっきりしないままとは、いたたまれない悲しみを感じずにはいられないのでした。



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