平成二年五月一日滑走 |
フルシーズンに入ると、あまりに降雪量が多く、営業を取りやめてしまいます。
そんなスキー場は、ここだけでしょうが、アプローチも結構、変わっています。
スキー場の入口までは、奥只見シルバーラインなる暗黒道路が続くのですぞ。
全長22.6キロですが、そのうち八割をトンネルが占めていて、地下鉄並み。
そして19本のトンネルから成り立ちますが、素堀の部分に湧水も半端ない。
走るうちに、ワイパーでフロントガラスを拭ったり、交差点が突然現れますね。
トンネル内に設けられているのは、かつて国道158号線でも経験しました。
あそこは、上高地方面と野麦街道を分岐するために設けられていました。
どちらも、珍しいのは事実ですが、極めて特徴的なものには違いありません。
しかも、国道352号線から入る初っ端に、料金所みたいな入口もありました。
昔は有料だったと思いつつ、走り抜けますが、延々と続いて暗黒のドライブ。
こんな闇の世界を通過して、本当に純白のゲレンデにたどり着くのでしょうか。
それほど心細くなりますが、出口を過ぎた途端、真っ白な雪でまぶし過ぎる。
紫外線の反射で、ものが見えにくくなったり、かすんで見えるのがつらい。
そこは、もうすぐ駐車場と思って減速しますが、施設はなーんにもありません。
夏季に営業する観光船乗り場みたいな、みやげ物屋をかねた食堂が一つ。
それ以外は、ちょいと洒落た奥只見丸山山荘というホテルが建っておりました。
そして、後はゲレンデだけという、人里から隔絶した道場みたいなものですよ。
グーグルドライブはこちらから 昔は第三リフトがあったのだ |
ならば、後はひたすら滑り込むだけで、余程の物好きしか来ない通のゲレンデ。
最上部の第四リフトへ上がれば、そこは丸山山頂で標高も千二百メーター越え。
春シーズンでも、ぐっと雪質がよくなって、そこそこ斜度もありまして実に楽しい。
一方、暖冬で雪が少ないときは、第一リフトは雪が消えてしまって滑られない。
そこは、終点近くまで上がると、未だ雪は豊富でして、次のリフトへ直行します。
こうして、山頂リフトまで乗り継いでトップで上がるわけですが、時間がかかる。
これもノーマルなリフトのせいですが、特に第一・第二は約八百メーターの距離。
まあ、春スキーですから、日光を浴びてまどろみすぎると、思わず寝込んだり。
それで、昔のゲレンデマップと現在のを比較して、気がついたことがありました。
ブナ平ヒュッテから乗れる第三リフトがなくなっているんですが、残念ですなー。
この第三リフトには乗った記憶もありまして、春スキーなのに当時は並びました。
スキーブームの終わりの頃だと思いますが、結構、混雑していた思い出です。
というわけで、当時は駐車料金が千円とお高いのに、スキー場のマスコット、カモシカ君をあしらったステッカーシートまで記念にくれたりして、それが思い出となって今までキープしておりますが、五月ともなればさすがに雪は少なく、今度はオープン間もない頃に再訪して、上から下まで滑りきってみたいものだと思っていたのでありました。
おまけ:
もらったステッカーシート クリックで拡大してください |
リフト券(裏) 奥只見丸山山荘が宣伝されています |
お近くのゲレンデも、春スキーで有名なんだ、、、、、
閉鎖しかかると歯止めがかからないけど、みんなが支援で崖っぷちの大成功 - 関越国際大原スキー場(魚沼大原スキー場)(新潟県)
春スキーといえば、月山ですぞ、、、、
エロいデザインのチンコ搬器に乗って行きまくれ、滑りまくれ - 月山スキー場(山形県)
フェースブックで生き続ける先輩とともに滑った、残雪のゲレンデ - 月山スキー場(山形県)
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