この小豆島に来て、海を歩いて渡れる島があるとは、思いもよりませんでした。
どうして知ったのか、そのきっかけは簡単で、初日にそこを通るバスに乗ったから。
目的地は、中山の千枚田でしたが、路線バスは銀波浦を通過して行きます。
その時、バスの自動アナウンスが、”エンジェルロード前”と紹介してくれました。
バス停自体は、国際ホテルなのですが、ついでのナレーションが気になりました。
これは何なんだと思って、土庄港のターミナルビルで入手した観光パンフを見ます。
”天使の散歩道”とも書いてありますが、地図には余島に点在する小豆島がある。
これは単に”あづきじま”と呼んでいて、”しょうどしま”でないのが面白いところです。
そして、島々のつながりが散歩道になるようで、パンフの説明で合点がいきました。
つまり、潮の満ち引きで島がつながったり離れたりする、不思議スポットなんだとか。
でも、バスが海岸沿いに走り抜けていく中、潮が満ちていて道はありませんでした。
ならば、潮汐表で調べて、日中、小豆島で引き潮になる時間を探してみましょう。
まあ、翌日に行くとして、宿に戻ってからチェックすれば、朝八時頃と分かりました。
しかも、運が良かったのには、土庄港を出発するバス(西浦線)も時間がピッタリ。
それで、早めに宿をチェックアウトしたら、おかみさんにどこへ行くのと聞かれました。
まあ、エンジェルロードだと答えたら、即座に専用の潮汐表でチェックしてくれます。
本当は、自分で下調べしたので間違いないのですが、ダブルチェックはありがたい。
それより、見られる時間帯の分かるカレンダーがあるなんて、さすが観光名所だな。
グーグルドライブはこちらから 渡渉できる時間が分かります |
バスに乗っても、このパンフがかなりの部数で、カタログ受けに収まっておりましたわ。
なので、若者向けには島一押しの名所として、小豆島オリーブ園と双璧なのかな。
週末だったせいもあるのでしょうが、訪れている人も多くて、記念撮影の人も多い。
中には、ドローンを飛ばして上空から撮影にチャレンジしていた人もいたりしました。
一方、潮の満ち引きで陸続きになる島は、別にこちらが専売特許ではありません。
国内には、西伊豆・堂ヶ島の三四郎島とか、湘南の江ノ島とか、色々あります。
それに、最も世界的なのは、フランスにあるモン・サン・ミッシェルの世界遺産です。
ここだけいというものでもないし、学問的にはトンボロ現象と名づけられていました。
なので、潮が引いたら真ん中で手をつないで渡れば、結ばれると言われてもねー。
カップルなら話題づくりで楽しいでしょうけど、熟年夫婦にとってははいかがなものか。
というわけで、知る人ぞ知る縁結びのスポットだから、エンジェルロードなのでした。
潮が引いて出現した砂州を散策するのは気分のいいもので、別にカップルのためだけにあるわけでもありませんし、ペットのワンちゃんを連れて来ようが、ご家族連れだろうが構わなくて、楽しければそれでいいのだと思うのでした。
おまけ:
ながめの良いホテルは予約しづらいのよね |
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